オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


RIZINの凋落と華やかさの同居

Category: 見立てのMMA観戦記録   Tags: MMA  
「RIZIN」の画像検索結果
廃墟からご無沙汰しております。二月も放置すると廃墟としての佇まいが出てきてしまいますね。

さて久々のネタはというと『RIZIN』地上波なんですが、今回のこれは年末で見た時のような虚無は感じなかった。むしろ、往年の格闘技バブルの時代の地上波放映を引きずっていた年末と比べて、なんだかんだでここ数年のMMAの前線には反応した形であるというのがなんだか感慨深かった。若手が興行の主軸になっていたことも大きい。

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トニー・ファーガソン、王手へ

Category: 見立てのMMA観戦記録   Tags: ---
「トニー・ファーガソン」の画像検索結果

 廃墟らしくなってきたブログからのお便りです。

 トニー・ファーガソンが前王者のドスアンジョスを下し、かなり長い時間をかけて遂にチャンピオンシップにたどり着こうとしている。当初からボクシングを軸にしたタイトなスタンドの展開を行いながら、唐突に飛び道具のようにサブミッションを繰り出すと言ったファイトスタイルに加え、フィニッシュの多さなどなど十分な試合内容を残しながらもここまで時間がかかったのはどういうことか?ライト級には多彩なファイトスタイルを持ったスター選手が揃っているという優れたバランスの格闘ゲームのキャラクター配置みたいなことになっているなかであぶれてたせいなのか。

 加えてUFCならではのMMAファイターの登竜門プラス、選手としてのパーソナリティを伝えていく意味もあった企画、TUFの優勝者であるにもかかわらず、全然推されていないというのも考えてみれば……フォレスト・グリフィンの優勝以来、ある時期からのTUFのトップってそんなに推されないよね、TJディラショー(優勝ではないけど)くらいじゃない?最近だったら立ち上がりはじめだった軽量級くらいじゃない?ってくらいだし。ファーガソンが優勝したシーズンのTUFもラムジーとかそれなりにキャラの立っている出場選手を、地味に圧倒していったのがずっと尾を引いていたのだろうか。なんにせよランク外でかなりしんどいマッチメイクを組まれながらも、鮮烈な結果を残し続けてきた。

 さすがに今回のファーガソンはより制空権に気を付けた戦いをやってるように思えた。リーチ差やサイズ差で大分押しているかにも思えるが、ドスアンジョスはセラーニとの試合でまったくリーチ差をものともせず、お互いの距離が確定してしまうまえに1RでKOした相手だ。ミドルも多用しながらタイトに距離を測りつつ、突然サブミッションのムーブをぶちかまして均衡をブラしていくあたりのファーガソン印の試合展開も爆発させるくらいには、試合のムードをものにしているのが見えたりした。

 ライト級戦線ではアルバレスにマクレガーが挑むという構図をハイライトにしてる一方で、よくよく考えたらUFCサイドが競技性と興行的価値を両立させようとして始めたTUF出身選手の中でもかなりの優秀株だったはずの選手なのに、なかなかスポットライトが当たらぬままメインで推したいラインの裏街道を進むかのようなマッチメイクをクリアしてきたファーガソン。よもやマクレガーと闘うなんてことになりはしないかな、と思うばかりであった。廃墟のお便りはだいたいサクラが書いているものです…

テーマ : 格闘技    ジャンル : スポーツ

どんでん返しだらけのなかでドミニクの盤石さが目立つのでした

Category: 見立てのMMA観戦記録   Tags: ---



 廃墟から龍神の剣をくらえってやってます。

 UFC200の前にこんなどんでん返しまみれの興行やっちゃっていいのというかんじ。マイケル・ビスピンがこの前アンデウソン・シウバを判定で下したことに続き、ワイドマン欠場によって急遽ロックホールド戦の挑戦者に抜擢、そこで劇的なKO勝利って流れは凄いね、ワイドマン王者時代と言うのは実は並行世界に接続してて本当の事ではなく、もともとの世界線でビスピンがアンデウソンを倒して王者になって元の次元に戻った、みたいなSFみたいな勝利。なんというか2010年~2012年くらいの今からすればアンデウソンがいてGSPがいて、北米と南米的なMMAの方法がヘゲモニーを握り合っていたUFCの最高の時代と言っておかしくないその頃のスターの一人がこうして新時代をはねのけるというのがなんとやら。

 っていうかいよいよキャリアの終了を控えている年齢に差し支えた選手による劇的な試合ってのが連発してるのが、単なる熱狂的な試合というだけの印象に留まらなかったりする。ダン・ヘンダーソンがへクター・ロンバートに序盤圧倒されながら、終盤に返してKOまで持ち込んでしまうことのわからなさってのはオルテガvsグイダの比じゃない。あれはグイダが序盤で制空権がお互い見えきれてない中で攻めていく中で、その時点ではポイントが取れていても徐々にリーチのあるオルテガが距離を掴む闘いをできるだろうなというのは見えていたと言うのに対してダンのケースは賢しらな予想や見立てをはねのける。ダンのほうがリーチあったかなそれ効いたかなとかいっても野暮な気がするしね。

 ベテラン勢がキャリア終盤にもたらした劇的で情緒的にすらなる勝利と対照的に、盤石さを崩さなかったドミネーター。あれはバンタム級で恵まれたリーチを持っていることのみならず、軽量級戦線(のみならず重量級も含め、MMA全体の水準)を牽引したフットワーク&ステップ基調で翻弄していくのをなかなか崩すことが考えられない。ましてやWEC時代から闘ってきたユライアでは。


 ボビー・グリーンももしかしたらこうした盤石さを身に着けていくのかと思いきやポワイエに完敗を喫してしまうというのに比較して、クルーズのディフェンシブかつ確実にポイントを確保していく試合運びは崩れない。ライト以上の階級では絶対王者がまず不在だったりとっ捕まったりして不安定な中で、ドミネーターとマイティマウスの二人は鉄壁と言える。しかしそれが往年のGSP・アンデウソン的な価値をまとうかというと話が別であり、スキャンダラスなマクレガーに話題が奪われている現状がある。なんにせよ、次の記念大会の前にいい興行だったね、でも待てよ?プレ記念興行的なほうが盛り上がって本興行のほうがヤバいと言うケース、SARABAがとうとかIZAがとうとか去年…あっ、以上廃墟からとっておきでした。


川尻達也の全盛期

Category: 見立てのMMA観戦記録   Tags: ---

 廃墟隠居暮らし退居中です。

川尻達也vsデニス・バミューデス

 選手の全盛期はいつからいつまでなのか?

 修斗からPRIDE武士道、以降のDREAM・戦極にまで連なる日本の栄光の中量級のスター候補たちは、この10年の間に誰かが魔裟斗のようになるみたいな、絶対的なスターになる直前のところで鼻をへしおられたり、団体が崩壊したり、または勝利を重ねてもオーディエンスからの支持が得られないことから徐々に一線を退いていくといったことをずっと見てきた。

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支配者の帰還(もしくは、かっこいい塩漬け) クルーズvsディラショー

Category: 見立てのMMA観戦記録   Tags: ---


 廃墟からパルクールをしています。

TJディラショーVSドミニク・クルーズ

 ドミニク・クルーズのニックネームがそのまま名前を捩った「ドミネーター(支配者)」というのはあのファイトスタイルからするとそれが称賛なのか皮肉なのか、はたまたダジャレでいいのか迷う。ニックネームってのはそんなもんだろうけど。

 レスリングベースに高速のステップやスイッチを多用することで相手を攪乱。打撃を撃たれても確実に相手の制空権から脱出し、一切の距離を掴ませない。そして相手がまったく手出しできない距離から踏み込んで打撃を撃ち、そしてすぐ離れる。WEC時代から猛威を振るったこのスタイルは、いまや処理能力が軽量級のトップ選手の多くが採用しているスタイルとなった。

 細かく検証すれば、重量級の選手にさえも影響を与えたかもしれない。ややもすれば「DJ.taikiがダンスダンスレボリューションでフットワークの練習」の奇行の元ネタもドミニクだったりするのかもしれない。関係ないかな?

 しかしドミネーターというニックネームの称賛と皮肉を特に感じるのは、やはりここ数年の経歴だ。2010年~2011年に軽量級のトップコンテンダーであるユライア・フェイバーとデメトリアス・ジョンソンの二人を完封。このあたりは試合内容やこれからの軽量級シーンに置いて支配者のあだ名にふさわしい活躍を予感させた。

 だがあの過剰なフットワークを使うスタイルゆえなのか膝を故障。長期間の離脱を余儀なくされる。こうして支配者というあだ名のまま、突然不在になってしまうという皮肉なことになった。その間にフライ級が新設、選手の適正に合わせた階級別の移動が進む頃に軽量級シーンにてTJディラショーが台頭した。



 ディラショーとドミニクの最大の違いは、使っている武器はほとんど同じでもフィニッシュの意識がまるで違うことなのだと思う。ディラショーが鮮烈なバラオンへの勝利を決めたのはやはり最初からノックアウトを目指していたことゆえであるし、対してドミニクは相手の制空権に一切のらず、試合全体を自分のゲームにしてしまうことである。


 実際に相対した二人は、やはりリーチ差が気になる。ドミニクが恵まれているのはそのフットワークとスイッチを多用するすたいるだけではなく、同階級の中で豊富なリーチを持っていることも大きく起因しているはずだ。デメトリアスもフェイバーも撃破した内容を考えてみても、トップコンテンダーでドミニクほどのリーチを持ちながら、あのスタイルを採用している選手と言うのはなかなか見当たりにくい。フランク・エドガーを思い出しても、やはりあのスタイルに至るのは体格やリーチにハンデが出来てしまうから、それを埋めるために発達させた技術であることが多いからではないか。


 リーチに劣るディラショーが、このスタイルを使いながら堅牢なバラオンを2度下すまでに相手の顎を狙いに行くような戦い方になっているのも無関係な感じはしない。よくある構図でリーチや体格に劣ちがちなほうがドミネートする試合なんてできないから、必然的にフィニッシュを目指した意識で勝ち上がっていく形で、恵まれた体格のドミニクに相対する構図。





 素晴らしい試合の一方、非常にリテラシーの低い発言をしてしまえば「リーチが豊富にあって相手の制空権にまったく乗らないまま全局面を支配してしまう…それってクリチコ兄弟やK-1でのセーム・シュルト的な支配なのでは」などとここまで奇跡的な活躍をしている選手に対して最悪の発想に繋がったりした。

 もしクリチコが、シュルトが王者になった後に、これからの展開を期待された後に長期の欠場をしてしまったならばボクシングファンはむしろコアな部分から評価したのだろうか?クリチコ政権はおわっちゃったけど…アレクサンダー・ウスティノフはどうなった?

 軽量級戦線で最重要になっているスタイルであろうフットワーク&スイッチによる攪乱、これはドミニクとエドガーの二人が印象深いのだが、この二人を比較して語ると言うのはどっかであるのかな?階級違うし関係ないかなちなみにディラショーにはとくにあだ名ないっぽいです。以上、廃墟にて残像を残しながらでした。

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EAbase887

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