オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


プロレスはいま、どちらの側で捉えるのが現代らしいのか?

Category: プロレスの生む物語   Tags: ---


 プロレスはいまどちら側なのか?昔から「アイドルとプロレスは似ている」なんてアナロジーで一部で語られた果てに、今年本当にAKB48がドラマでプロレスを演じ、しかも「ガチを仕掛けろ」という意味を持つシュートサインという楽曲を歌っていたり、「1984年のUWF」にプロレス言説の限りなく正史に近い認識であろう斎藤文彦が反論を残しているのを見ながら思うのだ。

 すべて演劇で脚本があるまがいものか。思ったよりスポーティビティ(ほぼ造語。競技性があるとかそんな意味。コンペティティブな~というのも違うし、この用語で。)のあるものなのか。それとも未だに真剣勝負の幻影を見ているのか。どちら側なのか。いや、どちら側が現代的なんだろうか。

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テーマ : プロレス    ジャンル : スポーツ

ついに日本で”リング・サイコロジー”という英語圏の活字プロレス用語は翻訳されたのか?

Category: プロレスの生む物語   Tags: プロレス  
 AJスタイルズを破り、リングに寝転がって観客を挑発する内藤哲也

 すげえすげえと話題になったオカダ・カズチカvsケニー・オメガを地上波で見て、そのあとちょろちょろと反響をネットで眺めていてもっとも興味深かったのが青空プロレスニュースさんによるレスリング・オブサーバーの抄訳だった。

 なにが琴線に触れたかというと、単なる試合の質の高さに共感するみたいな部分ではなく、とある用語を使って批評していることが向こうではオーソドックスなの?、ということ。その用語とは「サイコロジー」(psycology、Ring psycologyとも)という言葉だ。

 レスリング・オブサーバーの記者デイブ・メルツァーは棚橋vs内藤を「この試合のサイコロジーは凄まじかった(トレメンダス)!」と評している。なんとなくその感動の様子はわかる。だけどこの言葉はしばしば聞くけれど、いったいどういう意味なのだろうか?なにか現行のプロレスをスムーズに見通すことのできる概念ではないかということであらためて調べてみたのだった。ひっさびさのプロレスネタですが、今回は激烈に長いです。

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テーマ : プロレス    ジャンル : スポーツ

坂口征夫の入れ墨

Category: プロレスの生む物語   Tags: ---

 

 廃墟からDeus Ex(ウォーレンスペクターによる初代)をやっています。

 遂にニューヨークでのMMA解禁というジャンル前進を示すニュースが出た一方、なんかUFCが中国資本に売却するとか、マクレガーが引退するとかしないとかでもめているうちに何とあのメイウェザーと対戦するニュースなんてのが飛び交っており、なんだかあっち側の世界に突入しているうちにヴェウドゥムがミオシッチに序盤からジャブをもらっておりKO負けに…という現実になっている始末。UFC200はレスナーいきなり復帰!もういや~!手ごたえあり!ということで、今回はふと思い出すとあるMMAとプロレスを跨いだ選手の話だ。

 誰しも勝敗に関係がなくその人となりや背景の方で強烈に印象深い選手がいるだろう。いま時々思い出すのはかつてパンクラスでMMAデビューし、現在DDTでプロレスラーとして活動してる坂口征夫だ。

 

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天龍源一郎引退をみんな語るだろうが、99%言及されないだろうこの時期の話を そう「ハッスル」参戦時代

Category: プロレスの生む物語   Tags: ---
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 天龍源一郎引退のニュースは最近のプロレスネタでデカいもので、昭和から平成にかけてのプロレスの変貌に対し武骨な本質を変えぬまま対応し続けたレスラーが空前であることを改めて感じさせる。

 プロレスラーの時代の変貌への要請は難しいものだ…強さや真剣勝負の要請による武骨さであるとか、逆にエンターテイメントという名の下に興行を極めて行くとかとか、各時代によって求められる像が変わっていったのは確かであるが、90年代くらいから推し進められてただろう真剣勝負かエンタメかみたいなプロレスの振り切りが2000年を超えて極に達した時、逆に存在感のあるプロレスラーはどんどんいなくなっていった。

 天龍源一郎にどの時期でファンは入場したのかはそれはほんとに初期の大相撲からの転向だとか天龍革命、WARなどなどなどいろいろあるんだろうが、オレが入場したのはおそらく天龍史でも端役も端役だろうあのハッスルの時期からだったりする。

 ハッスルの評価ってここでかなり前に熱心に書いたけど、あれは皮膚感覚レベルでは面白がり切れない(四天王プロレスみるような重厚感はまったくない)試合が多かったけど、なにかコンセプト的に当時の新日本への批評になってるとかそういう意味ですげえ面白かった。新日本がブシロード体制になりふっ徴しつつある今隔世の感はあるが、当時はそうだったのだ。

 だがあとあとになってハッスルはもう一つの意味があったんではないか?ハッスル特有の違和感のもう一つの答えとは?ということを、ハッスル末期に参加したDDTのマッスル坂井がグレートサスケとの対談でたしか言っていた。




 それは参戦している高田延彦から川田利明、TAJIRIなどなど、そして坂井本人に至るまで実はハッスルはレスラーとしての引退を考える死に際の場所だったのではないか、というのである。実際マッスル坂井は一度足を洗ったし、川田は引退興行さえ行わぬままラーメン屋となっていった。なんらかの幕引きとしての意味のことを言ってたと思う。


 だとすると高田は田村潔司に壮絶に負けて高田総統やってるてのはたけしが「ソナチネ」のあとにバイク事故じゃなくて実は「みんな~やってるか~」のあとみたいな感じなんだけど、ともかく時代の潮流の中にいたレスラーの引き際という意味でハッスルを振り返っていると、なんとなく今回の天龍の引退とハッスル参戦の気配というものにオレは思いが行く。

 
 武骨でガラガラ声なのに小川直也よりも遥かにマイクパフォーマンスが上手く、高田総統とやりあってみせる。レイザーラモンHGもあるあるネタで覚醒前のRG(ほんとにハッスルで出世した最大の人物は彼だったり)をもボコボコにしながらもHGのハードゲイファッションだってやってみせる。ハッスルは武骨だったり不器用だったりしたレスラーがどこかで死に際を探していたかのようなリング、と仮定して振り返り、天龍が引退を発表した今再びインリン様に毒霧吹きかけてる時代を思い出すとそこに一抹の哀愁がある気がする。
 

最近のプロレスを描いた映画や漫画に共通する絶対的な薄気味悪さに関して

Category: プロレスの生む物語   Tags: プロレス  
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なんかある記事読んだらおいふざけるなよと思ったついでの、最近のプロレスを取り扱った漫画や映画を通して見通せる、現在のプロレスを見る目線のある種の薄気味悪さに関して。

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テーマ : 格闘技    ジャンル : スポーツ

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