オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


オリンピック開幕!あるいは競技格闘技の最大の大会

Category: 欧州構造体系   Tags: ロンドン五輪  競技格闘技  柔道  ボクシング  レスリング  テコンドー  フェンシング  
 


 さあロンドンオリンピック開幕!!ってことで、普段いろいろな興行格闘技を見てる中で、よく競技性とか競技理念がどうのとか目にするわけだけれど、そんなガチガチの格闘技頭でのオリンピックというのはこれこそが世界最大の「競技格闘技」を実現し、そして大勢の人々に披露している最大の大会であるように見える。その視点でさて柔道は、レスリングは、ボクシングは、テコンドーは、フェンシングは果たしてどう見えるのかなーと思いつつ、格闘技にとっての競技性の振り切ったものとしてオリンピックを見る、みたいな。もちろん各競技によるけれど。


 普段からUFCからボクシングまで、様々なプロの「興行格闘技」を見ていて共通するのは「格闘技には極めて厳密な勝敗を決定するポイント制度などの判定基準は本質的なところで決闘でどちらが強いのかを見せ物にする興行性との矛盾を起こしたり、また競技性や選手の正当性を非営利で監査していくFIFAみたいな機構・団体が無い」ということで、興行格闘技での他スポーツ的な、普遍的な判定のある競技性への言及は、ジャンルの本質論に関わるものになるので、本当にどんな人にでも伝わるような普遍的なレベルでの実現や批評というのはとても難しい。


 にもかかわらず困難なこの問題は、見る側の人間の生理的な趣味嗜好によって「競技」という説得力あふれる言葉を錦の旗にして、ちょっとスターやショーなどの興行的なフックに寄りすぎたものを否定することを正当化することで参入していくことが多く(PRIDEファンがモンスター路線に行ったK-1を叩いてたような。PRIDEは競技であいつらがショー。みたいなレベル。もっと遡ってUWFが格闘技で本物でプロレスがウソみたいな) 今まで見てきた中でのほとんどの興行格闘技に「競技性」を求める言説は、基本ここ止まりで本質論に行けない。もう本当にこの問題の本質論に切り込み、普遍的な真理を探ろうとしたのは「ジャッジを考えれば競技が見える」くらいしか今のところ知らない。

 ここまで書いててもう既に始まって数日経過しちゃってたんだがまあともかく、MMA視点からならば今でもオリンピックのトップアスリートは転向後もすぐさま実績とネーム共に期待できる選手と言う側面もある。まあ今の時代では取り巻く構図から言ってもアメリカ人限定の話になっているけど、シャードッグのオリンピックとMMAを取り扱った記事(英語)なんか見てても、もう柔道銅メダルで現ストライクフォースチャンピオンのロンダ・ラウジーに次ぐ選手になるんじゃなかとか女子柔道家・ケーラ・ハリスン選手が評価されてることに期待を抱かされ、またMMAのジムとも交流している選手も多々居るという。しかしここで取り上げられている有望選手ってレスリング選手が多いわけで、改めてUFCを生みはしても形作っていったのはグレイシー以上にそれが遥かに強いとか思ってしまう。

 ということでしばらくはオリンピック関連の記事になるかと思う。「競技となった格闘技とは~」とか書きながらもういきなり柔道で海老沼選手が出くわしたとんでもない判定の混乱などなど、やっぱ競技によって違ってくるものあるけど、この辺をいじりつつ見ていく予定。大会の日程の中でUFCもあるしでこのあたりを比較したりしながら眺めていく。 

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テーマ : 格闘技    ジャンル : スポーツ

そして「前田日明」という文脈だけが残った・欧州米国基地外読書記録二章

Category: ウェブ線上の批評   Tags: 格闘技批評  雑誌  
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 しかしよく言われることで今更だけど格闘技関連の時間の進み方ってほんっと早くて、このブログの初期の2010年の時のを軽く読み返しただけでもう今に通じない文脈の記事になってるのが多々ある。それはオレの見識や文章の質が低かったときというのもあるんだけど、一番はもう日本格闘技のメジャー団体がどんどん機能しなくなっちゃったおかげで、それに伴う環境変化の中で専門メディアが日本のメジャーを中心にして何かを語っていくみたいな文脈も激変しちゃったことにある。改めて思うけど2、3年でどんどん団体が潰れたり出来あがったりのサイクルがこのジャンルは尋常じゃあないせいかもしれない。

 2010年の時点でも相当なんだけれども、ほんっとこの時の記事をちらっと読み返しただけでも「何書いてんだオレ」と思うだけでなく、もうDREAMも紙プロも散りじりになっちゃた中では完全にここで書いてるような文脈って消滅し切っているので、完全にこの日本メジャー中心で何かを見立てるって書き方の賞味期限が切れてる。結局ゴン格が生き残ったしな!

 ということで日本のメジャーとは?という文脈が完全になくなって以降の「では今の格闘技雑誌ってど何を切り口にしているの?」という雑な読書記録。

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笑顔の子供のアンチ・エイジング

Category: 格闘周辺時評   Tags: フォレスト・グリフィン  石田光洋  
スマイリー


<<グリフィンの年老い方はなんなの?>>
<<石田光洋の格闘技は形を変えて続くことを祈りたい>>
<<アンデウソンと脱力の姿勢の極意>>
<<オレもう噂のように新日本が強引にプロレス市場独占しちまえと思っちまったわ>>

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テーマ : 格闘技    ジャンル : スポーツ

気違いピエロのチェール・ソネン

Category: MMA   Tags: MMA  UFC  チェール・ソネン    
 ■■チェール・ソネンへの見立て全開の観戦記録■■
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アンデウソン・シウバの秘策とは、ソネンのパンチを旨そうに食べ始めることだろう

Category: MMA   Tags: アンデウソン・シウバ  ブラジル  MMA  UFC  
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 現代MMAの進化の加速力とは、大まかに言って北米性と南米性の相克によってもたらされていると思われ、それはGSPとアンデウソン・シウバのふたりのパウンドフォーパウンドの選手の対称から読み取るのが分かり易いだろう。そこには様々な視点での相克が読み取れる。

 
 南米ブラジルではこれまでの歴史の中で入ってきた日本の柔術をはじめとした武道などからムエタイまで、様々な格闘技が醸成して混ざり合っている場となっており、その意味で今のMMAを勝ちに行くためのボクシングとレスリングと柔術といったパラメーターに分けドラスティックな技術体系化を進めているかに見える北米とその点でも綺麗な対称となっていると思う。

 北米MMA技術体系の代表だろうGSP編は以前に軽く書いたので、今回はアンデウソン・シウバを中心にした南米・ブラジルがミックスしていく世界の格闘技に関して。

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ビデオゲームというフィルターから俯瞰する、現代エンターテインメント総合批評
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