オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


相変わらず北米と南米の間が騒がしい・フライ級タイトルに見るMMAのジャンルの前進

Category: 格闘周辺時評   Tags: MMA  UFC  そろそろ記事の方針変えようか  
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やれやれというか今年もMMA関連はUFC中心に語る感じになりそうで、やっぱパウンドフォーパウンド最強を決めるアンデウソンとGSPの対戦がいよいよ実現するかどうかという話も出ているが、この二人に象徴される北米VS南米のMMAの構図というのが興行的にも競技的にもUFCを拡大させる要因になっているには違いなく、実際見事なまでにMMAでの闘いの入り方が対照を為している。それが保てる限りUFCの黄金時代は続くと今のところは思う。ということでここのところのUFCの雑記。

<<ビクトーも凄いことになってるね>>
<<ほとんど妄想の伽藍みたいなMMAランキングもいよいよ普遍的なそれに見えるのでしょうか?>>

<<UFCフライ級に見られるジャンル全体の成長>>

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テーマ : 格闘技    ジャンル : スポーツ

ブシロード新日本が救う桜庭の「意味」 中邑真輔vs桜庭和志

Category: 「見立て」の格闘観戦記録   Tags: ブシロード新日本  桜庭和志  中邑真輔  WWE  Iphoneでブログ書くもんじゃないな  
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2012年のベスト書き終わる前にイッテンヨン来ちゃったので先に「中邑vs桜庭」の話題をさらっと(のつもりだったが、書いてるうちにおそろしく長くなって1・4からかなり経った今になってしまった)。

 まず先にいうと去年一年の格闘技は「間違ってる面白さ」と「正しいつまらなさ」 のどっちかしかなかったみたいな感覚なんだけど、そういう気分からしたらこの試合はおおよそその真ん中当たりの評価。正しいし、間違っており、つまらなく面白い。という二律背反の感想が試合中に振り子のように行き来する内容だった。


しかし心に残るのは「今の桜庭の評価は」ということであって、プロレスと格闘技がごっちゃになってる文脈の中で時代を制した最大のスターの後期のポジションとは?そして今の新日本の文脈とは?に関してのエントリ。

<<中邑真輔vs桜庭和志 見立ての観戦記録>>

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テーマ : 格闘技    ジャンル : スポーツ

今年も現代興行格闘技の批評ってことでよろしく。その前に古びた物事を始末する

Category: ウェブ線上の批評   Tags: 大晦日  新年のご挨拶  


明けましておめでとうございます。2013年もよろしくお願いします。と。

大晦日興行はTVをザッピングするような形で眺めていたのだが、つくづく(あえてこう書くが)プロレス格闘技というジャンルは少しでも過去に固執しているとあっという間に風化してどうしようもないほどの化石となる、という事実を改めて思い知らされる。

どんなジャンルもこれは変わらないだろうが、まっとうに競技的インフラも機構も無いこのジャンルに関しては常に「現代」の最先端にいなければならないというのがより顕著だということだ。

その現代の最先端って何か?というのはそれは興行の意味でも競技の意味でもということで、格闘技を見るのはある意味ではそれを見取るのに他ならない。みたいに感じつつ、ufcとvtjをおおまかに「現代」としてdreamなど見ているとこれが本当に3、4年くらい周回遅れになっている代物だった。

どうにも選手や運営の意図のほとんどが全盛期のセルフイメージをなぞり直そうとして自滅していっている。北岡悟は全盛期を迎えたと言っていい戦極ライト級陥落以降には、あの飛んだツラでの入場も本人が意識してやってるようにしか見えず、特に今回はそのセルフイメージなぞりがひどいように見えたら、本当にそのままブルックスの北米MMAデフォルトに太刀打ちできないまま終わるという無残な結果になり、マッハVSバローニはほとんど1、2Rをバローニが取っているので見えた判定と思いきや、3Rにお互いバてて最後にマッハが攻めて印象よく終わるとなんとマッハの勝利!そうかここはJMMAだったなとそこでようやく思い出したのだった。

常に現代の最先端を意識してないと無残なほど古びるこのジャンルに関してdream1年休止による古びかたは凄まじく、もう競技的な部分以外に現在進行のものは何もなく、「査定」みたいにして見た場合高谷も完敗(そしてジャッジがホームタウンデシジョンのダメさの意味で乾杯)したなか結局川尻と青木の競技能力だけが現在進行形だったということだけわかるといういつものdreamらしいdreamだった。

こうして興行としてどんどん自己模倣の繰り返しで化石になろうとしているdreamに対し「IGFの方が面白い」という意見をカード発表時から一部で目にして、Bs枠とはいえ地上波で放映しているしそれなりの興行にはなってるのかなと思いきやこちらはさらに酷い。

最近思うのは20年とか30年とか前のものはもう今と感覚が切れているからそれはひとつの味として再評価できるものになるが、今から5年から10年前のトレンドになると感覚が切れてないのもあるからすごくダサい・キツいものになるというのがあるが、5年前のトレンドのダサさがdreamなら10年前のトレンドのダサさがIGFイノキボンバイエ。ここで行われた結末を決めていないプロレスや異種格闘技戦、そして不透明決着を決して20年30年前の昭和新日本の味や粋と勘違いしてはならない。ただの1999〜2003年あたりのプロレス・格闘技の状況の焼き直しだ。

その意味で最初から酷いものだと想像していた小川VS藤田はそのままお互いが何の魅力も出さないままグチャグチャに終わった試合だった。皆さんこういう不透明決着には選手から運営の思惑が錯綜したゆえの、一つの事件を読み解く楽しみや後の興行に繋がるストーリーを予想して、その不透明さの奥にある埋蔵金を探り当てたいのだろうがはっきり言って小川VS藤田の不透明さの奥には何もない。わずかな小銭(あの藤田が泣くのか?とかね)があるばかりだ。そのまま猪木本人が言ったように「10年遅かった」で終わりの試合。そもそも小川も藤田も不透明さや混沌から豊穣な物語と興行を生み出すポジションも気概も体力ももう無い。それこそ試合内容そのものを見ればわかる。それがこの試合の奥には何もないという理由だ。なんか猪木はやりたくなかったとか解説で言ってたけど、お互いそんなんだからグチャグチャにでもしないと間が持たないという事情はわかる気もする。




興行として爆発させるには絶対競技的だとか慣例的なものだとかが間違ってることが不可欠でジャンルを順当に押し広げようとすると絶対にそれは正しいことのつまらなさに満ちたものになる。そして2012年は翻って正しいことのつまらなさが圧勝した年だった。と言えるだろう。

新日本プロレスは完全にパッケージングしてジャパニーズWWEに構造的に近づこうとするとても正しい方向に行き、格闘技性の取り扱いに関しても桜庭の扱い方を見てもエッセンスにしてしまうセンスになってるし、格闘技(まあMMA)はメジャー興行に役割がなくなってVTJ〜北米MMAの文脈に再インストールされる形となっている。ある意味プロレスと格闘技がしっかり切り離された元年といってもよく、「今年は大変良い年だった」と評価する人もいるだろう。とりあえず土壌ばかりは現代的なものに変えて行こうとしたと思う。

なので大晦日興行というのは一年の間違ってる面白さの分を一挙に吐き出すものだと思うが、こればかりは本当に古びた代物に成り下がったいうのは否めず、化石を撫でているかのようだった。

ってことでこれからも現代興行格闘技を追ってくオウシュウ・ベイコク・ベース2013どうぞ宜しく。次回2012年のベストは「間違った面白さ」「正しいつまらなさ」という感想によって大体決まったもんになると思います。ということでまた。

テーマ : 格闘技    ジャンル : スポーツ

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