オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


MMAドラッグトラブル

Category: 格闘周辺時評   Tags: ---
MG_0425-800x533.jpg

 メインカードでの選手の怪我が立て続けに起きた時だとか定期的にUFCでは試練のようにトラブルがダマのようになって襲い掛かるのだが、今回は最大最悪の部類だろう。

 P4Pのトップであるジョン・ジョーンズはコカイン使用で人知れずぶっ飛んでいて、アンデウソンは禁止薬物の使用が発覚。ニックとの再戦の結果は凡庸どころかひどい結末となったうえにこれまでの偉大な戦績さえ疑惑の影が生まれる。すでにUFCを離れたジョン・フィッチからも薬物使用が認められた。ジャンルを牽引するはずのスターが立て続けに起こしたスキャンダルにえらいことになっている。

 とりあえず今回はコカインやマリファナでやけくそに、なジョーンズやニックのケースではなく、やはりもっとも問題であるアンデウソンを通してドーピングの件にクローズアップしたいと思う。

Continue »

スポンサーサイト

天龍源一郎引退をみんな語るだろうが、99%言及されないだろうこの時期の話を そう「ハッスル」参戦時代

Category: プロレスの生む物語   Tags: ---
kgbjhb.png


 天龍源一郎引退のニュースは最近のプロレスネタでデカいもので、昭和から平成にかけてのプロレスの変貌に対し武骨な本質を変えぬまま対応し続けたレスラーが空前であることを改めて感じさせる。

 プロレスラーの時代の変貌への要請は難しいものだ…強さや真剣勝負の要請による武骨さであるとか、逆にエンターテイメントという名の下に興行を極めて行くとかとか、各時代によって求められる像が変わっていったのは確かであるが、90年代くらいから推し進められてただろう真剣勝負かエンタメかみたいなプロレスの振り切りが2000年を超えて極に達した時、逆に存在感のあるプロレスラーはどんどんいなくなっていった。

 天龍源一郎にどの時期でファンは入場したのかはそれはほんとに初期の大相撲からの転向だとか天龍革命、WARなどなどなどいろいろあるんだろうが、オレが入場したのはおそらく天龍史でも端役も端役だろうあのハッスルの時期からだったりする。

 ハッスルの評価ってここでかなり前に熱心に書いたけど、あれは皮膚感覚レベルでは面白がり切れない(四天王プロレスみるような重厚感はまったくない)試合が多かったけど、なにかコンセプト的に当時の新日本への批評になってるとかそういう意味ですげえ面白かった。新日本がブシロード体制になりふっ徴しつつある今隔世の感はあるが、当時はそうだったのだ。

 だがあとあとになってハッスルはもう一つの意味があったんではないか?ハッスル特有の違和感のもう一つの答えとは?ということを、ハッスル末期に参加したDDTのマッスル坂井がグレートサスケとの対談でたしか言っていた。




 それは参戦している高田延彦から川田利明、TAJIRIなどなど、そして坂井本人に至るまで実はハッスルはレスラーとしての引退を考える死に際の場所だったのではないか、というのである。実際マッスル坂井は一度足を洗ったし、川田は引退興行さえ行わぬままラーメン屋となっていった。なんらかの幕引きとしての意味のことを言ってたと思う。


 だとすると高田は田村潔司に壮絶に負けて高田総統やってるてのはたけしが「ソナチネ」のあとにバイク事故じゃなくて実は「みんな~やってるか~」のあとみたいな感じなんだけど、ともかく時代の潮流の中にいたレスラーの引き際という意味でハッスルを振り返っていると、なんとなく今回の天龍の引退とハッスル参戦の気配というものにオレは思いが行く。

 
 武骨でガラガラ声なのに小川直也よりも遥かにマイクパフォーマンスが上手く、高田総統とやりあってみせる。レイザーラモンHGもあるあるネタで覚醒前のRG(ほんとにハッスルで出世した最大の人物は彼だったり)をもボコボコにしながらもHGのハードゲイファッションだってやってみせる。ハッスルは武骨だったり不器用だったりしたレスラーがどこかで死に際を探していたかのようなリング、と仮定して振り返り、天龍が引退を発表した今再びインリン様に毒霧吹きかけてる時代を思い出すとそこに一抹の哀愁がある気がする。
 

神話のなくなったアンデウソンとニック

Category: 見立てのMMA観戦記録   Tags: ---
kkkkkk.png
アンデウソン・シウバvsニック・ディアズ


 期待のケルヴィン・ガステラムがどうやらインフルエンザにかかったかどうかで4キロも計量オーバーしてしまっていて、タイロン・ウッドリーとの対戦のような良質なはずのマッチアップもどうしても期待通りのパフォーマンスとはいいがたかった後で迎えられるメインカード。両者がどう見ても一度降りているということが前提にある中でのドリームマッチ。


 それは両者が最も優れていただろう部分が無くなっている状態のようなパフォーマンスであり、タクティクスだけ取り上げればまるで2戦級のグダグダな試合みたいだ。予想できたことなのかもしれないがアンデウソンもニックも全盛期に見せていたはずの身体の持ち運び方・直感的な閃きのような攻撃といったそれが一切なくなっており、そこには長いブランクであるとか一度引退を発表していることとかで第一線から離れたことは無縁ではないのだろう。

 身体の持ち運び方ってのはこんなところだ。この前のコナー・マクレガーの一切身体のブレない、おそらくほとんどの予備動作が見えない打撃の数々に空手だいや武道だと言う感想の前に「アンデウソンみたいだ」という形容の方がでてきたんだけど、当の復帰したアンデウソンはそのブレない動きができてない。こんなに力んで打ったり、大振りをしていただろうか。そこにはどこかボクシングやキックのテンプレートのような打撃動作を良質に展開しているというように映る

 オレの気のせいだったかもしれんがアンデウソンはMMAにおけるメイウェザーに例えられるくらいに攻撃はノーモーションであり、下手な力みのある打撃を撃つような選手ではなかったはずだ。ボクシングやキックのテンプレート的なものを飛び越す身体の使い方にこそアンデウソンやニックの特性があったはずであり、こんな二線級の間合いの打撃戦による判定決着というのが観客のブーイングを呼び込むことも致し方ない気がするくらい。

 ほとんどが力んだ動作によってユナニマス勝利をもぎ取り泣いているアンデウソンという、完全に神話的だだとか武道を表現しただとかいうオーラの全てがはぎ取られた姿を観ながら、アンデウソンとニックの持っていた魅力や特性の全ては今アイルランドのコナー・マクレガーが引き継いだのだろうか?なんて。

テーマ : 格闘技    ジャンル : スポーツ

プロフィール

EAbase887

Author:EAbase887
人気ブログランキングへ

ビデオゲームというフィルターから俯瞰する、現代エンターテインメント総合批評
「GAME・SCOPE・SIZE」もやっております。ゲームの他に映画・アニメ・小説なども取り扱っており、興味があればこちらにも。

人気ブログランキングへ


ひっそりとド偏見アニメネタレビュー「14ー21歳のセックスか戦争を知ったガキのモード」「もスタートしましたので、妙に少なくない格闘技ファンとアニメファン兼用の方はこちらもよろしくお願いします。

TweetCasting

ツイキャス・LIVE放送中はこちらからでも視聴できます



 
検索フォーム
 
 
 
 
 
 
ブロとも申請フォーム
 
 
QRコード
QR