オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


ポストK-1の筆頭・IT's showtimeが手にしている歴史の手綱とは?

Category: 欧州構造体系   Tags: K-1  IT's    showtime  歴史  
赤における考察

K-1の主催FEGがいよいよヤバい状態に入っており、欧州のショウタイムなどに立ち技の歴史の流れの続きを見ようとしている人も少なくは無い。

 しかし、実際現在のところのK-1の持っていたクリエイティビティなどはどの程度まで引き継がれるのかな、って話ではある。早い話、ここからの立ち技はいちスポーツとなるか伝統芸能になるか新格闘技としてどれだけ欧州圏にて拡大できるのかの歴史の奔流を作れるのかという期待があるのかという。




 ショウタイムのフランス・リヨン大会を見た。正直なところ、ホームでの大規模な興行でも無いわけなのだし、まだ拡大に向けての投資の時期、みたいな意味がマッチメイクやその結果などに現れてるとは思うのだが、今のところ主催の思い描いている未来図だとかの先進性が興行的にも選手の競技能力的にも見え辛い印象が残る。

 興行を背負うスターというのも、今のところはK-1にて名を為したバダハリをはじめとした選手を換骨奪胎したものであって、独自の看板選手の台頭というのもこれからなのかもしれないが、この辺の違和感はK-1ファンの方々の言った通りだった。




 ショウタイムの想定している格闘技の在り方はどうなのだろうか?プロ格闘技のフックとして、K-1もMMAもどっちにせよ、台頭する前には「あらゆる格闘技の異種格闘技戦の場」みたいなものがあったとは思うが、今現在ではそれはもう賞味期限切れであり、興行としてのそうしたフックを洗練・消化したうえで既にひとつの新競技として確立されたものを見るべきである、みたいな段階なのかもわからない(最近はしばしば「競技とかいうな、異種格闘技戦の頃に戻れ」という意見も見かけるが)。

 自分は基本、もう新競技として独立しているものとして見ている。今の日本格闘技全体のテーマもそこにある。がしかし、異なるベースや格闘技が集う場であるという出自は消し去るべき汚点ではなく、歴史のコントラストとして意識しておくべき、くらいの考えで、ちょうどMMAの洗練の最たるGSPにとっての極真空手をファイトスタイル以上に精神的な意味で自身の一つの出自にしているくらいのコンテクストが理想なんだが(そういう意味でもGSPというのは本当にぶっちぎりですごい選手だ)現在の立ち技方面のコンテクストというのはどのくらいなのだろうか?

 ペトロシアンVSシャビットの展開とその結末など、今回の興行においてのこの試合がもともとハイレベルな攻防を期待されてのものではないにせよ、この抜けの悪さはやっぱクラシックバレエになっていけ、みたいなのも難しいとこあんのかも知れねえなあ、などと思ったりもする。




 このショウタイムの持っている歴史の手綱の質が何に一番近いかというと、ヒョードルはじめ日本の興行にて名を為した選手を換骨奪胎している面の強かったストライクフォースであって、ちょうどどちらもポストK-1・PRIDEとして日本格闘技バブル以後に期待されかけるという点で共通しており、一時期噂されたショウタイムとストライクフォースの提携、というのも偶然ではないのかもしれない。両者に共通しているのは、日本格闘技バブルを元にしたほどよいレトロさによる、歴史の更新速度のゆるさだろう。

 しかしショウタイム≒ストライクフォースだと仮定すると、「格闘技におけるアフター311」の筆頭とも言えるUFCによるストライクフォースの買収というトピックスと、その後のUFCの速度とショウタイムを比較すると、競技的な部分においても興行的な拡大においてもその速度の差が気になる。

 
人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

テーマ : 格闘技    ジャンル : スポーツ

Comments

Leave a Comment

プロフィール

EAbase887

Author:EAbase887
人気ブログランキングへ

ビデオゲームというフィルターから俯瞰する、現代エンターテインメント総合批評
「GAME・SCOPE・SIZE」もやっております。ゲームの他に映画・アニメ・小説なども取り扱っており、興味があればこちらにも。

人気ブログランキングへ


ひっそりとド偏見アニメネタレビュー「14ー21歳のセックスか戦争を知ったガキのモード」「もスタートしましたので、妙に少なくない格闘技ファンとアニメファン兼用の方はこちらもよろしくお願いします。

TweetCasting

ツイキャス・LIVE放送中はこちらからでも視聴できます



 
検索フォーム
 
 
 
 
 
 
ブロとも申請フォーム
 
 
QRコード
QR