オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


K-1MAXライト級直前・USTとAKBの胡蝶の夢

Category: ウェブ線上の批評   Tags: K-1  AKB48    
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 明日のK-1の裏テーマとも言えそうな部分、それは「メジャーをやるにも地上波はもうダメだからネット中心にしましょう」みたいな論旨に流れがちな昨今のその真相と深層であって、「メジャーが時代状況で成立しにくくなっている」というのは何も格闘技に留まらず(今更すぎて申し訳ない)、日本のあらゆるメディアが陥っている状況で、代わりに超マイナー化した状況で、ネットというのはその象徴とも取れる。という時代での「メジャー」を再成立を考えるに、現在のこの日本のポップというものの前線にあるグループの発展の歴史を持ってきてみる、というエントリ。


「オウシュウ・ベース・日本立ち技格闘技に引かれた国境線と、その上に立つ日菜太」


「FEG、K-1、残されたもの・世界の立ち技が引き継ぐべきこと」

 というわけで、渦中のK-1に対しての展望は以上2つのエントリによってすげえ早い段階に書いてしまったので、ある意味完結編というか単純な話現在の「メジャー」ってなんだろうと。単に格闘技だけじゃなく、地上波から大手メディアまで含む世間への窓口の時価は。

 スノッブなサイドからは「もう大衆という漠然とした概念には意味がない。定義しようもないものに対して向けるなんて」とか言う感じで切り捨てようとされたりしてるんだけど、自分はそれとはまた別の話としてもっと単純な疑問の「地上波の次のメディアとしてのネット」という、「超マイナー」という象徴からのK-1再出発の部分と可能性というところにある。

 
 さて、このメジャーとマイナーみたいな区分も、とっくに前時代的な見方かもわからないが、現在を翻るにそこに付くファンの質的なものに実質あんま差はなく、魔裟斗によるTV発の世間に向けた格闘技もネットで膨大な海外情報を漁って競技的に理解しているというマニアというのも消費者という点において別に違いも差も無く、ただ一つの違いはその消費者というものが持っている属性が数百倍くらいに肥大した差のように思う。前に今のオタクというのはそういうことだとかツイッターかどっかで感じたが、そこ焦点なのかもな、とアルカイックスマイルになりながら思うというか。

 消費者の属性というのとポップやトレンドというのに相関関係があるというのは無論だろうが、「こんなもので引っ掛かるのか?と思いもするが、甘く見ては手痛い返り討ちを食う」ということがアスリートとボディビルの肉体くらいの差を見せてるのが現在という感じで、コンプライアンスの過剰と猛烈なクレームもしくはウェブ線上の炎上という事態が恒常的になっている光景の中、という方に話を脱線させてしまいそうになるが、「地上波からネットが取って変わる」という希望と展望は、マスという大局的な部分においての成功はとても達成されているとは言い難いが、こうして消費者というものの意味を変化させたという点においてのみ大きく意味がある。
 とはいえ、ここまでの話もやっぱ5、6年前から変わらず言われてたことではある。が、明日のK-1はそんな、地上波からUSTという方向になることによって自分も含めた数百倍に肥大した消費者たちに優先されているということの変化をポイントとして見ようとも思う。





 というわけで、個人的に封印を解く気分でこの題材に手を付けるが、もう各所で現代の一つの成功例として本体について語るにせよ比較として挙げるにせよやたらに目につくし、実際の仕掛けがよく見ると、グループ誕生の初期の仕掛けからCG合成によって架空のメンバーを仕立て上げる現在に至るまで「数百倍に肥大した消費者」のハードなオタクの対応の部分が半端ないAKB48なんかは、例えば笹原圭一氏が「DREAM総選挙」とかツイートするのをつい目にして「もおいいや、もう日本人をやめよう、明日からイタリアでパントマイムをやって暮らそう。ペトロシアンに天才アルフレッド・ヴォイラーの技術を伝えよう。そうしよう」くらいゲンナリする気分にさせられつつ、同時にその巨大な成功は翻れば現代のネットが基盤にある消費者の肥大の実体をかなりリサーチした形跡がある。というのが印象深かった。

 とりあえず上位のアイドルが誰が誰だかわかる程度の興味の自分にとっては、先のCG合成架空のアイドルという、ハナからマニアにバレることを前提にした仕掛けから、あとに「AKBのメンバーの顔のパーツを使って美少女を合成で作ってみよう」というのに繋げるあたりに半端無さを感じ、件の総選挙とか見てても票のために大人買いとかのその仕掛けをはじめ、実際の順位があげられていくその実況をツイッターあたりで流れ見て「うわあこの国で相撲とプロレスから無くなってる部分がここで補完されてた(笑)」とも、その真偽と虚実のバランスと、その結果の面白さから思うのであった。

 単純に「劇場に行けば会えるアイドル」とか「握手会や票によって人気が変動させられるシステム」というのがポイントっつうか、その手法というのは「ネットが中心となって肥大した消費者の時代」みたいのがうすうす決定付けられ始めていることを読んだゆえのもののように、これは自分の現在の拡大から振り返ったバイアスがかかった評価(猪木がブラジルで力道山にスカウトされたのは運命とか言っちゃうような名を為した人やグループの神話化した評価というか)になってることは否めないながらも、「地上波にネットが取って変わる」ということは単に放映形態の変化のことでは全くなく、消費者というものの属性の超肥大化という事実に対応した結果として捉えている。AKBは別に19時女子プロレスのようにネットを主にしているわけではないし。

 ここまでの評論もかなり成功してる現状から語ってるわけだから後だしジャンケンの気がある気がしてきたが、「地上波にネットが取って変わる」という視点から振り返った、日本最大のメジャーとは?という話ということで容赦を。
 
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テーマ : 格闘技    ジャンル : スポーツ

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