オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


メイウェザーVSオルティス 現代ボクシングの正当な歴史の線が導きだした結末

Category: P・M・BOXING   Tags: ボクシング  
象

 待望の試合だったと思われるが、まさかのこの結末に久々に格闘技を見ていて大一番でこうなることによる、綺麗な結末に至らないことによるもどかしさが長引いていく感じというか、パッキャオを中心とした、「正当なる王者の歴史」を巡る現代ボクシングの前線では本当にいろいろドラマチック(良い意味でも、悪い意味でも)なことに繋がるのだと感じさせられた。
<<フロイド・メイウェザーVSビクター・オルティス 見立ての格闘観戦記録>>





 メイウェザーに対しては踏み込んでいく姿があった。オルティスは確かに試合を面白くする打ち倒しに行くスタイルを持っていることが素晴らしく、階級は異なるがこのメインイベントの前に行われたサウル・アルバレスとの試合などが何かで実現したら良いなと思った。

 クリチコ兄弟のボクシングは稚拙なレッテル張りかもしれないが現代の状況から逆算してバロックと言った方が適切かもしれない。まっとうだが奇形的。完成度があまりに高い膠着。相手が凍りつく光景。ウラジミールがレッド・ホット・チリペッパーズの入場曲をせめて変えてくれれば現代における世界最強だろうボクシングのヘビー王者というもののバロック性が締まったものになるのにと思いつつ。

 そうしたバロックボクシングを直前に見ていたせいか、メイウェザーVSオルティスはPPVの売上から技術、試合内容、物議をかもしているだろうああしたオルティスのバッティング・その後のほとんど騙し討ちによるメイウェザーのKO勝利・それを許した隙だらけのレフェリング(この件に関して自身もボクサーだったUFC代表ダナ・ホワイトがかなり手厳しい意見をツイッターで吐いてるのも込みで興味深い)や公式な試合結果(これ書いてる今現在まだどうなるのかわからないが)の決定付け方などなどにに至るまでの要素がつくづく現代的だなあと感じられ、どのレベルでもどの視点でも掘り下げる面が強い意味で非常に興味深い試合だった。広く格闘技を見てると毎年一つや二つはこうしたシーンの問題なんかも飲み込んだハイコンテクストな試合にどこかで出くわすことがあるが、その意味で今年はこれが一番印象深いものになりそうだ。





 カテゴリ「P・M・BOXING(ポストモダンボクシング)」にてパッキャオのなにが現代で優れており、クリチコ兄弟は現代でどういう位置づけや認識が正しいのか?を、プロ興行格闘技の中でチャンピオンシップというものを頂点に置くことによって興行とすることによって勝敗の重さがどの格闘技よりも重いジャンルであるボクシングの現代というのを、K-1・MMAなど新興格闘技が進化していく上での未来図としてボクシングが示唆してるものというのも込みで色々仮説を立てて見立てたりしてきたが、やっぱその中でも権威を認定してる団体が分裂し王者が何人も存在することを許されるという、実質的な王者という頂点の興行的なフックとしての価値の下落という現実で、現代はそうした「誰が正しい歴史を背負った王者なのか?」を見立てる処方として、本当に単純な、そして格闘技の真実である「強いヤツが強いヤツを倒していく歴史」というものを丹念に解きほぐしていった先にパッキャオを中心とした奔流が存在している、ということであり、彼への実質的な挑戦者となるのは誰か?ということで今回のメイウェザーVSオルティスというのは現代ボクシングの最前線の状況にあたる試合である。ってのは240万件前後というPPV契約数を伝え聞いても納得する話だ。

 
 そうした「王者の権威」みたいのが崩壊分裂してる現在の正史の線上ゆえに、単なるメイウェザーの距離の測り方やオルティスの踏み込んだ攻撃といった部品を分析するかのような技術のみで測る試合に留まらなかった、というのが正直な感想であり、やはりボクシングであろうと王者になることは今現在最大の重い目的というよりかはもはや一つの肩書きか通過点であって、王者の価値を手にして名を上げたのちにさらに何をするのか?ということであり、強いスターが強いスターを倒すということで今日のパッキャオを中心とした渦が形成されてるんだと思うがそれはこのジャンルの魅力、ひいてはこのメイウェザーVSオルティスの結末にまつわる軽い事件性も込みで、ボクシングのみに限らない格闘技というジャンルの核のところに接触していると感じられたのだった。

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テーマ : 格闘技    ジャンル : スポーツ

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