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楽しい新年の迎え方

Category: 格闘周辺時評   Tags: MMA  K-1  大晦日  
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<<桜庭と柴田のIGFプロレス帰還>>
<<そして笑えない鈴川澤田の記者会見>>
<<野杁正明、再び大晦日に>>
 



<<桜庭と柴田のIGFプロレス帰還>>

 桜庭選手の実質的な引退だろう。この一試合だけ特別でまたMMAに戻るんだとか言われそうだが、ある時点からずっと興行のために犠牲になり続け、少なくない人がそこから痛々しさを読み取っていたというのが続いており、PRIDE時代の黄金期を見ていた、遂に対戦が実現しなかったヒクソンに「もう同じ選手とは思えない」とまで言われた状態で、その頃を一切リアルタイムで経験していないオレでさえもまだリングに上がるのかと思っていた中で、なんというかこのカード決定は衝撃的な、とも落胆させられる、ともつかない。安堵に一番近いというのが本当のところで、ローシングルからのタックル、テイクダウンからのアキレス腱固めが試合の中で見れればもうそれでいいという。

 しかし、柴田がこういう形でプロレスに戻っていくのは前の大晦日の展望の記事でも少し触れたが「せめてMMAで、格闘技のリングで満足のいく勝利を上げて戻ってほしい」と思っているオレからするとこれは苦いカードで、IGFルールでしかもタッグマッチという形ゆえに師弟二人揃ってMMAの前線から落第したという事実を突き付けられているようで、前も書いたがこのルールで生き生きと動かれても悲しい。

 引退や撤退を意味する気配が強いとはいえ、しかし一瞬不安なのがIGFルールという場であって、まさかここで変なことになるなよ、無事で終わってくれよとヒヤヒヤさせられる部分もオレは同時に感じているのだがこれは大晦日にいつも桜庭選手がえげつない事態に出くわしてきたことの経験則ゆえなのか。まさか・・・いやいや無事に終わってほしい。格闘技に対してこの願いは倒錯しているに違いないのだがこの試合に限らず、出場する全ての選手が無事に年を越せますように。


<<そして笑えない鈴川澤田の記者会見>> 

 DREAM公式の鈴川・澤田の記者会見

 笑えないって滑っているってことじゃなく、本当そのままのことを言ってるから笑えないという。桜庭選手がロートルで柴田が負け犬。笑えない。ごめんこのひねりのなさはやっぱ滑ってるか。

 しかし「DREAMって観ているお客さんに夢を与えていないですよね。プロの世界はお客さんがいてなんぼじゃないですか。アマチュアとは違うんだから。お客さんが誰も夢を持てていないのが、今のDREAMですよ」という発言、これに反論できるか?これはホントに笑えず今年のDREAMは正直言って日本の全ての興行格闘技の最悪の部分のラインナップといってしまうのは感情が入っているにしても、ボクシング的な視点で言えば「日本国内のみで完結した”対世界戦”」「実質の世界戦の現地北米で惨敗」「いくらマックローが実力者とはいえもうほとんど未見であり、ほとんど北米とか世界との闘いの相手という記号を当ててチャンピオンを証明する興行構成」などなどの日本ボクシングのどうしようもない部分の縮小版になっているとしか見えなかった。

 こういう記者会見は野合の対抗戦の一種の儀式とはいえ、自分の言葉で叩いているわけではないだけに効く。

<<野杁正明、再び大晦日に>>

 昔のゴン格の立ち技委員会でK-1甲子園を評したもので、「こんな若いころからたまアリみたいな大舞台でやって、後楽園とかで「なんでこんなちっちゃい所でやらなあかんねん」とならないだろうか?」と言われていたことがあったのだが、実際FEGのK-1の活動がほぼ停止している中で、一時はMMAに行くというニュースさえあったHIROYAはじめ甲子園勢は潰れたり、腐ったりすることは(今のところ、予想していたよりは)無く、新宿FACEのような場だろうとそこで強度の高い試合を重ねているし、モチベーションが消滅し切っている気配はないのだ。

 特に表題の野杁選手と、最もFEG時代からの落差が経歴に刻まれるHIROYAの失地回復するかのような非常にK-1らしいファイトスタイルに仕上がってきているのは今年落日ばかり見せられたK-1で数少ない評価出来る結果であって、ファイターの高齢化が進み次世代が育ってきていない、という側面が現代のMMAも立ち技もあると思うのだが(石井慧はそういう次世代が見えてこないという側面でも、金メダリストと言うだけでなく、もっと評価され支持されるものかとオレは当初思っていたのだけど、驚くほどみんなそこは見ていないのだなと石井絡みの荒れ方のたびに思う)、そこのところの解決ということで後々効いてくると思いたい。

 本当は立ち技の面白さって意味ではHIROYA対シュートボクシング鈴木博昭みたいなスタイル的に鉄板の内容が期待されるカードが見たかったと思い、知らない外国人やコヒの弟子という純キックよりかはもう少し混ぜてもいいのになあと思いつつ、もう少し未来を見越した意味での期待はある。
 
 ちなみに、冒頭のゴン格の発言は誰のものでしょうか?武蔵さん兄弟です。

 
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テーマ : 格闘技    ジャンル : スポーツ

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