オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


欧州米国基地外半生激臭白子げっそりアワード2011

Category: 年別ベスト   Tags: 3位選出に異様に苦しんだ  
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「2011年の何これ?」

 あっ、そうそうまずはワーストバウトはボブ・サップ2011年全試合で最悪盲腸選手はボブ・サップで最低暗黒興行はK-1南京大会で。今の時代に普通に格闘技流し見してれば全盛期のネームバリューで未だに倒れ役してるサップが全部ワーストで当たり前。「サップに続いてのワーストファイターは2位シルビア!3位レコ!4位サップ!」こんな結果を読んで面白いか?というか。もう今年のFEGはプロ格闘技全体の評価から個別で分けてFEG内で各分野トップ10やった方が座りがいい。それだけで大抵の格闘技アワードの下位と重複するだろうから。それほど歴史的に哀しい状態にある。

 だからこういうランキングをやったとしてもそういうのが独占状態になって当然過ぎるのであまりにも意味が無いので、なるべくそんな目立ちすぎるのは避けつつ考えた、邦画における「北京原人WHO ARE YOU?」に何か賞を与えるような最悪格闘技アワード、あまりにひどすぎて見てて笑ってしまったか、あるいは目を覆ってしまった半生白子げっそり格闘技アワードです。笑いなさい―泣きなさい―

●悲哀と微笑を誘う最低ファイター●

柳龍拳

  90年代で終わったと思われてたら何とまだいた、もう本人だけが自分の言うことを一番信じ込んでいるバレバレの胡散臭さ満載のカルト武道家。前々から知られていたとはいえ、何故彼を今年ピックアップするかというとこれはフリークス完全アウェーのTV番組「ガチ相撲」に出てきたこと、これが全てで、もうバレバレのカルトがこういう場に出てくることで、目先の利益に飛びついてる感が見えるわけでよりこいつの武道はバッタものだったという事実が明らかになるっていう。したたかな奴は降りてこないよ。「波長が~」という誰もを「こいつはダメだ!」と思わせる名言を残した。

ピーター・アーツ

 バンナとどっちにするか迷ったが、K-1が消滅した後のIGFでもバンナは逆の面白さが残ってるのでいいとして(それは興行的意図を汲む性質というか、銭稼ぎの性格がそれに合ってるゆえというか)、90年代より世界的なキックボクサーということで最上の部類に入る経歴や実績のあるアーツのIGFは、さすがに悲惨。

 力を抜いたパンチやハイキックはまだいいとして、グローブをしたキックボクサーの行う片エビ固めや逆エビ固めを受ける光景は、さすがに擁護し切れるものではなかった。

●時を消滅させる最生臭試合●
(リンクをクリックして関係エントリへ)

バーナード・ホプキンスvsチャド・ドーソン(ボクシング)

 年長王者・試合巧者たるホプキンスの防衛戦だが、これがそういう「老獪」とか「キャリア」とかの競り合いのような事前の期待をすべてかき消す、ボクシングのビッグマッチの中では異常なくらい酷い結末で、ドーソンのタックルまがいのクリンチでホプキンスを倒すのも酷いが、それで背中を痛めたつって立ち上がれない(立ち上がらない?)ホプキンスも酷い。以前に2008年のK-1決勝でバダの暴走でボンヤスキーがやられたときなど「あれは演技だ、あれでチャンピオン取れるってことで途中から計算してただろ」とかいう意見があったが、本当に痛めているのかどうかわからないホプキンスの表情を見るに期待していた「老獪」をこういう部分で見てしまった感じが強かった。あれボブ・サップのやられ役のときの顔だって!

 そしてその場での主催の判定ではホプキンスがアクシデントで立ち上がれなかったという形でドーソンを勝ちとするもその後に判定が覆り、公式発表ではドーソンの反則が認められ見事ホプキンスは王者を防衛に成功するという・・・この最低の老獪さ、逆に気持ちがいい!IGFに来い!

蝶野雅洋vs長嶋☆自演乙☆雄一郎(IGFプロレス)

 で、IGFで組まれた一戦。試合内容はリンク先のエントリにて。素直にこの一戦を受ける蝶野も哀しいが、自演乙の幼さが際立つという酷さ。互いに老い過ぎてもいないし若すぎるわけでもないのに祖父が孫に付き合っている牧歌的な趣。つまり、オレが猪木ならば激怒している試合だ。



 それにしても自分で書いたことながらすっかり忘れていたのだがこの時の観戦記にあるように「長嶋☆自演乙=新・村浜武洋説」というのは年末のミックスルールでの菊野克紀戦にて敗北するという、主催側が想定していただろう予定と、それに応えた結果が出たことによってなおさら実証されているかに見える。

 「新・村浜説」というのも、プロレス・立ち技・MMAとフットワークも軽く越境していく姿勢や、またある程度タレント的な顔もあるおかげで興行側も利用しやすいのだが、ベースとなる格闘技術を洗練させる機会が途切れがちで、そんな中でキャリアの中で要点がおかれているだろう試合を落としていくことで、次世代スターが出てくる際の踏み台にされがちになるという極めて危うい経歴に流れていってしまっているように見えるということからだ。

 今更大晦日の菊野戦なのだが、これは正直ミックスルールだったとはいえ立ち技に専念していたならばあのリーチ差を生かすことや、自演の得意のフットワークを駆使すれば勝機はあったと思う。あの試合は主催者側の意図や興行的なフックが大きいせいで見逃されがちだが菊野・自演乙共にベストの状態であるとは言い切れず、互いがもっと良質な結末を引き出せた可能性があったとも思うのだが、味気なく自演は負け、しかもMMA転向みたいな発言をしていることからどんどんキャリアが危険水域に入っていってるように思う。

 DREAMは興行的に使える人材だから使い捨てようとするだろうが、北岡に足極められる自演は見たくはない。

アリスター・オーフレイムvs菊田早苗(ガチ相撲)

 決勝で向かい合うお互いの絵面の覇気の無さ、「はっけよい」と言った瞬間に差し挟まれる「こいつを出せよ!」と思わされる室伏のCM、そしてあっけなくアリスターが勝つことのカタルシスの無さ。おいこれじゃあ「ガチは人を幸せにしない」とかそういう風にばっか結論がいくじゃねーか!菊田、鈴川に勝ちやがって!「不良力士vsモンスター」の絵面のほうがどれだけマシだったことか。

 しかし、アリスターが圧勝しててもこれほどカタルシスを消すくらい、菊田早苗の選手の光を消す能力は尋常じゃない。シウバの代役、何故か元力士の鈴川に勝っちゃう、圧倒的体格差で見えた取り組みのアリスターと、本職のMMAでも光消しまくりなのにこんなしょっきり企画であっても顔のある3人の選手の光を消す菊田の潜在能力が爆発!「視聴率が悪すぎた」って第3回ガチ相撲企画まで消したってことになるなよ!

●超電導現実的KOサイコ●

ヒョードルvs石井慧

 10時間近い興行のおかげでメインの試合中に年が変わるか、と思われ、試合のゴングが鳴った時にこれが「2012年最初の名勝利」とかゴン格が表紙のコピーに据えるような結果になればと願っていたが、なななんと年を越す直前で石井がKOされてしまう。

 直後にイベント締めるってことでむりくり猪木がリングインし、石井がまだ立ち上がれずドクターに見てもらっているのに「1,2,3、ダーッ!!!あけましておめでとうございます」

 とんでもねえ光景だ。ここに様々な思惑によって実現された「元気ですか!」の光景が集約されており、石井は興行意図に完全にのみ込まれた形となり、やはり柔道を完全に抜けてプロへと越境した人間はここまで厳しい光景にさらされるのかなんて思ったのだった。

●ニチャニチャ後引く肉離れグラップリング●

デニス・ホールマンvsブライアン・エバーソール




 上の動画を見てもらえば話が早いのだが、ビキニパンツのオッサンが高速で組みついてきてバックを奪ってくるという潜在的なすさまじい恐怖感を呼び起こすシーンから、それをしのぎ切りパウンドで勝利を上げるというカタルシス!!と思いきや倒したエバーソールも胸毛を矢印に仕立てあげた異様なオッサンでどっこいコイツもヤバい!という、ゲイ的な恐怖感がゾンビ映画並みに終わったと思いきやまだ生きてるみたいな感じで起承転結が組みこまれた恐るべき最低試合。

 それにしてもUFCも「TV放映のために早く仕留めてくれてありがとうボーナス」とは凄い。最低試合にいちいちこんな華を添える処置!げっそりネタ漁っててさえズッファが潜りこんできやがる!

●目を覚ませプロモーション●

SRC

 戦極からの名称変更以降グダグダのまま、高島記者の記事を問題に活動停止というアクロバティックな終わりかた。どうにも不備ばかりが目立つ団体だったとはいえ、今UFCのフェザー級には戦極で名を上げた日沖、小見川、ナムファン、チャンソンらが名を連ねており、初代王者の金原がいないというのも皮肉な話なのだが、三崎vsサンチアゴ、日沖vsサンドロなど特筆すべき名勝負が生まれていることから再評価される要素が多く眠っている団体ではあったと思う。


修斗

 件の分裂するのではないかという騒動。概要を見ても、格闘技でいかに正当な競技を成立させるのが難しいのかが分かる。

●もう目を覆うべしょべしょアングル●

メールで八百長問題発覚で
お相撲さんが次々とうっかり携帯電話踏み壊す

 大相撲が守るべき正義ってなんなのかな?―泣きなさい―笑いなさい―

女子プロ米山香織引退⇒即復帰

 これに関して「実は仕掛け人がいるんだ」とか「引退のあり方について考える」とかいろいろな意見が出回ったけれど、これは一言、ただただしょっぱい。

 女子プロレスがカツカツの所でなりたっているのはうかがい知れるが、こんな後ろ向きな事件性で衆目を集めるということでさらにジャンルのポテンシャルの低さを露呈させた。

青木真也vs北岡悟決定の背景

 このカード決定を指して「ジャパニーズMMAの良さは物語性」と言ったメディアやファンをいくつも見かけた。詭弁だろう。これに関してはまた後日。

 一応試合の感想書いとくと、現代MMAでああした組み技の攻防が見られるのはもはや稀で、試合内容においての日本のMMAらしさということでは桜庭初め日本人vsグレイシーあたりの地層と直結している感じがあった。オレが言いたいのは文脈に関してのことだ。

●格闘技をげっそりさせる気持ちにさせたメディア●

ももいろクローバーZ推し格闘技マスコミ全部

 プロレスとアイドルを絡めて語るのは掟ポルシェさんや吉田豪さんなどのコラムで面白いものが多数あるわけだけど、こんな当たり前の話を書くのも辛いが(一応)公式のメディアが意識的にアイドルがプロレス・格闘技に共通するとか言い出すと悲惨なことになる。「ももクロにはあの頃の熱が」狂ったか!

 これは無論ももクロZさんが悪いわけではなくて、アイドル作る側の方がプロレス・格闘技のエッセンスパクっていったり引用していったりというのはかまいやしないのだが、どうもプロレスや格闘技ネタを散りばめる以上に佐藤大輔から佐々木敦規などの格闘技の映像班がかかわっていることほどの引き込みようのせいでマスコミの異様な勘違いが生まれたのかもしれない。

第2回ガチ相撲トーナメント

 一応書くと「第2回」です。第1回はハッピーな落とし所になっていたのに対し、テレビ側が丁寧に今の日本の格闘技界をネタにして見たら想像以上にえげつない印象が残ったという。それは田村、菊田、シウバ、引退を考えるキャリアに入った選手らというのと、メジャー格闘技自体が幕引きを探しあぐねているのに呼応したことで生まれた。

選手のtwitter

 最近も佐藤嘉洋選手がこんな言葉を。ツイッターも芸能人がやる場合失言を避けるために投稿する前にマネージャーが審査してからというのになってきているというが、青木や佐藤の場合も正直そうした方がいいと思った。公武堂さんは青木の人物的評価が落ちてしまうことに危惧はないのだろうか?佐藤のK-1への忸怩たる思いも良く分かるし、当時のFEGやTBSがやはり間違っていたというのも同意する。だが、こういう場でいうことではない。

 ツイッターは一般のファンと交流する意味も大きいという側面は分かっているとはいえ、ツイートを見るに選手サイドがそういう側面でツイッターを使っていないのも事実で、正直暴露や嫌みは長期的に見て誰の特にもならず関係者全員が小さな損をするだけなのだが。

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