オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


格闘技リテラシーの今と昔

Category: 格闘周辺時評   Tags: 武道必修化  リテラシー    固めの雑記  
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△「武道必修化」の普遍的な目的を示す為末大ブログ△
△その他に、最近面白いと思ったウェブ線上の格闘技記事△
△格闘技リテラシー






△「武道必修化」の目的を示す為末大ブログ△

 

為末大ブログより
「日本人の精神論」
 
「心」

 ツイッターでハードルの為末選手をフォローして、そこから流れてきた本人のブログのエントリを読んでいて非常に興味深かったものをいくつか見かけた。これは読んでいて、教育という観点からのスポーツや武道の目的と言う意味で、最近採択されてしまったが武道必修化関連の問題に関してほとんど答えを出してしまっているように思った。

 特に為末選手のように所属しているジャンル全体も俯瞰できる視点を持ち、活性化させる活動も行い、それをこうして明確に言葉にして伝える能力が優れているゆえにボンヤリとした概念だけでなく具体的な目的も書き示せるのだろう。 

 けっこう武道必修化とかオレが気にしているのも、それは何か歴史的に権威や崇高な目的があるように見えながら、安全面など具体的な部分に関して触れられないという「武道」の意味の今をある程度捉えたいからで、中途半端に権威立てた状態で突き詰めず放置されてしまっているものって多いし、嫌な話だけどそういうのがこれからまた増えてくるだろうと思うから
。近い部分でボクシングなんかもその背景を見直してみたりするんだけど、結局のところの目的をどこに置くかで具体的に見えてくるという話である。

 まあそれにしてもトップアスリートの人間はインタビューなどを聴いていて本当にハッとさせられる見解や言葉を持っているものだけど、ブログのエントリ一覧まで読んだなら分かると思うけど為末選手の場合これは飛びすぎか?(笑)投資家でもあるっていうからジョージ・ソロス(えーっと金融関係においてMMAの歴史でいうところのエリオ・グレイシークラス、なんて例えはバカバカしいけど凄まじい投資家であり、その経験による金融市場に対しての哲学的な論考も多い人物)の名前まであるっていうのにびっくり。 オウシュウベイコクベースはT字型理論のブログだよッ!

△その他に、最近面白いと思ったウェブ線上の格闘技記事△

 「格闘技の安全面」とか議論されやすい割にそういう部分であんまり見る側のオレが分かっていない中で非常に興味深いのは、実際のドクターの立場から綴られた「Dr.Fの格闘クリニック」様が非常に興味深いエントリを数多く書かれている。その中でK-1でも活躍されていた新田明臣選手の脳機能を意識したトレーニングの逸話など興味深いエピソードや選手のインタビューまで含まれている。 
 
 まあこれはオレだけかもしれないけれど、格闘技を好きになって色々試合や知識を得ていって思うのは「もっともっと過激な見たい!」とか「高い技術による探り合いが見たい」というよりも、逆に映画なんかでささいな殴り合いの映像なんか見ても「危ない危ない、止めろ止めろ!」とか「ざけんじゃねー!何回も前から倒れた選手を無理やり立たせてドラマツルギー演出とかどうかしてるだろ!止めるだろコラ!お前のことだ実写映画版あしたのジョー!原作再現してるつっても滑稽なだけだよ!クロスカウンター武器つってもドネアVSモンティエルくらいインストールしとけよこの野郎!どうかしているボクシング映画みんなこんなのだよ!」みたいなふうになってしまっている。

 もうプロレスからボクシングまで問わずリアルタイムで頭部・脊椎などにダメージのある格闘技で後遺症や亡くなられた選手のニュースを聞くたびに、普通に格闘技を見ているけど何が危険であるのかというのを考えるのだが、例えば物議をかもした武田vsクラウスなどが起こっても放置しがちであり、わかっていないことが多いだけに面白く読んでいる。

△格闘技リテラシー

 格闘技に関してのリテラシー、これはまだまだわかってないままであったり不備があったりするなど決着がついていないことはたくさんあるが今と昔ではファン・メディア・製作サイドも飛躍的に変化したように見える。 リテラシーって固い言葉で書いてるけど、まあ単純な話「全盛期の猪木ならジョン・ジョーンズでも圧勝だろうな!」この意見がどうおかしいのかを判断する視点の話なんだけども。

 今でこそ階級差・体格差、ベースとされるスタンド・組み技・グラウンドの意識、ジャッジのポイントや有効性などなどの厳密さが意識されていると思うが、昔の試合や意見を読んで改めてビックリするのは本当にそのあたりが(とりあえず興行を優先することで、といえばいいのか、断定はしかねるが)非常に乱雑にされていたことで、本来の体格的に合わない階級で闘っていたことや、平然と10キロ差なんてついた状態での試合なんてのも少なくは無かった。
 
 昔は「美濃輪vsミルコなら美濃輪圧勝だろ!」とかいうのがファンの大筋の予想だったそうで、これはMMAの修練の薄い、当時PRIDEがK-1から引き抜い(たと思われ)レコを足関節で破り倒れ役として使うことで格上であることを示そうとしたおかげでそんな風になったのだろうか?なんて思うのだった。

 ビックリするってのはもう一つ、かなりのところそうした細かい点までオレの見る側のリテラシーというのが、特に現在のUFCなどを中心にした時代によって調節されていっているのだなという当たり前のことであったりもする。

 現在では選手らが自らの体格や技術に合わせた階級に絞っていくというのは普通になっているけど、格闘技の経験者の方の意見で自身の経験上から早い段階でPRIDE全盛時代から武士道に出場していた日本人選手が今後体格に合わせて階級を落としていくだろう、という未来図を語っており、オレが経験者の意見でなにより参考になっていたのはそういう側面であって、自分はそういうとこから格闘技リテラシーが磨かれていったなあと思う。

 
 まあしかし難しい話で実のところ興行としてのフックにそういうリテラシーうんぬんてのは関係なく、むしろ足枷にしかならないのかな、なんて思う時があり、記号や格で判断できる世界が一番気持ちいいのかもしれない。それは格闘技に限らない話なんだけど、オレはイメージが凝り固まってしまっていたりイメージを先行させるものってのがなんだかなと思うことが最近多いからもう少しベースの面を見ていこうかなと考えている。
 


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