オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


ドラゴンゲートとDDTの食卓

Category: プロレスの生む物語   Tags: ソウル・フード  飯野賢治代表作的なタイトル  目分量  
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まず今回のエントリを読む前にこれらをご用意ください。

・豚肉1パック ・長ネギ1本 ・にら一束 ・白菜(またはキャベツ)半分くらい ・えのき ・しめじ ・みそ ・出汁用こんぶ ・にんにく ・しょうゆ ・みりん ・日本酒 ・塩





 戦後から現在までのプロレスに置いての系譜を紐解くとき、案外レスラーたちが何を食べてきたのか?という部分は大きいかもしれない。とりあえず手始めに鍋に大体コップ3,4杯ぶんくらいの水を入れ、出汁の昆布を入れて強火で10分ほど(おおよそ鍋の水の色が変わるくらいまで)煮込みます。

 出汁を取っている間に長ネギ、にら、白菜またはキャベツ、えのき、しめじを食べやすい大きさにまで切り、後で入れるにんにく半分~まるごと一個を細かく刻んでおきます(にんにくは作る側の好みではありますが)。戦後のプロレスでやっぱ一番大きかった力道山が相撲出身であったことから、それは巡り巡って日本のプロレス・格闘技界全体の歴史の一種の郷土料理の趣さえあると言え、完全に格闘技になろうとしたプロレスたるリングスやパンクラス出身の選手であるミノワマンは「たまに家で作るんです。懐かしい味がする」ということを語っていた記憶があるし、クリストファー・ヘイズマン(ゴメン間違ってるかも)はリングス道場時代に食べていたそれを、母国の自分の道場にて仲間たちに食べさせたところ「薄味すぎる!なんだこれ」と嫌がられたという逸話があったように思う。

 出汁を取り終わった昆布を鍋から出したあと、さきほど切った野菜を入れます。おおよそ野菜がしなるくらいまでが煮込むポイントでしょうか?もはやメジャーも、インディーも提供される試合や前提において大幅な差がなくなった今のプロレスはそれを選手らで食べることは少なくなっているのだろうか?ましてや完全に力道山から猪木の時代と手が切れ、ボクシングに近くなっている現在の格闘技界の選手では、もう身体作りとして増量するために食べるなんてことはもってのほかで、適正階級に合わせるために減量や節制が要求されるのが基本であり、それが食べられることは無いだろう。普段から自身のコンディションには非常に気を使っているという、柔術から修斗出身の青木真也と、新日本プロレス~UWFのラインにあるパンクラス出身の北岡悟の差の一つに、団体に所属してそれを普段から食べていた時期があったかどうか?というのもある気がする。

 野菜が煮えてきたら豚肉を入れ、大匙2、3杯のしょうゆとみりん、そして日本酒、2つまみ程の塩を入れ、煮込み続けます。日本のプロレスの歴史から現在までに途切れたものはたくさんあるだろう。そこでオレが気になるのはそれが今の新日本、全日本、ノアで食べられ続けているのか、それとももうそんなことはないのか、また新日本や全日本の系譜を持たないドラゴンゲートやDDTなどの団体は道場で何を主に食べているのだろうか?ウルティモ・ドラゴンが修行していたというメキシコのレスラーの郷土料理とはなんなのだろうか?

 相撲・プロレス・格闘技、三つのジャンルをまたいで日本の興行格闘技史の一つの料理として君臨し、それが食べられ続けた時期こそ、戦後日本興行格闘技史のダイレクトな記憶なのではないか?という仮説なんだけど、今ではそれも途切れたのかもしれないな、という気もしている。今の日本のプロレスラーは、格闘家は、何を食べているのだろうか?肉も火が通ってきたら、最後の仕上げに味噌をいれて味付けし、ここで刻んでいたにんにくを入れ、味が染みわたるまで煮れば完成です。

煮 

 ということで、EAbase流のちゃんこの作り方でした!
└(:3」┌)┘オイシカッタ!!
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