オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


格闘技の質的な変化と、時代の質的な変化

Category: 格闘周辺時評   Tags: UFC  MMA  時代の変化  
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<<ONE FCにいつの日にかムエタイから転向した人間が上がる時>>
<<TUFフェザーとバンタムの異常な動作の処理速度>>
<<戦極にしか見えないUFC日本の目玉は秋山vsシールズ>>
<<格闘技の質的な変化と、時代の質的な変化>>

<<ONE FCにいつの日にかムエタイから転向した人間が上がるのか?>>



 ちょっと間が空いた話題になるけど、アジアでのMMAというONE FCの勃興。興行はその国の経済状況が反映されるなんて書くと当たり前すぎるけど、シンガポールを中心にアジア諸国の選手が上がってる。

 しょっぱなからインドネシア出身同士の闘いは斧を振り回すかのように打つヴァンダレイの威光はここも届いているのだろうかなんて思わせ、後の試合でダニエル・ギタを縮小させたみたいな選手の打つシャープなボクシングのフットワークとテクニックは結局強力であることも続いて思わせる。

 どうやらこれがデビュー戦となるブラジル人のトランクスに「EVOLVE」の文字。これは今青木真也が練習の拠点に置いているジムの選手なのだろうか?判定負けしちゃったけど向こうではテイクダウンやポジショニングで上を取っている時間というのがそこまで評価されにくいのか?

 なんて感想を抱きながら、今後興行が拡大する上で若きムエタイのランカーなどがMMAに転向してくることなどがあるのだろうか。去年はタイファイトが世界立ち技の構図をわずかながらに変える可能性があるんじゃないかとも思っていたが、現地タイのムエタイ出身選手が現行のMMAに転向していくみたいなことも今後起こるのか?(ってもう起きてるのか?)

 しかしムエタイのジムも場所によっては完全にトレーニングキャンプの地としてMMA選手も大きく受け入れる体制を取っているようで、こちらタイガームエタイジムなどはジェイク・シールズ、TUFやベラトール出場選手が練習に訪れている写真もあり、こういう形で交流非常に行っているのだと再確認する。

 ところでここまで書いて自分で表題に突っ込むとそういやランバー・ソムデートM16選手がムエタイから転向してきたMMAファイターの代表格だったのを今思いだした(笑)えっとこんな感じですか。







<<TUFフェザーとバンタムの異常な動作の処理速度>>


 TUFのフェザーとバンタムのファイナル、いやマジでこれが今年見た中で凄いことになっていると思ったわけで、全てのシーズンのTUFを見たわけではないが、ここ2シーズンの選手の試合内容はまだ本戦には劣るのではないかという感じが残っているものだったが、今回のフェザー・バンタムの水準は非常に高いものとなっているんじゃないか。

 明らかに今のMMAの基礎学理というものを完全に消化しており、1秒間での攻防の処理速度や動作の量が明らかのに高く、それは皮肉にもビスピンとメイヘムコーチ対決の1秒間で処理されている試合の処理速度と比較すると明らかであって、もう優勝者はすぐにでも上位のクラスとの闘いが可能であるように見え、日沖や小見川、水垣といったUFC参戦選手もこれはかなりやっかいな相手なのではないかと思うし、期待の上田将勝や堀口恭司はこの相手のレベルに切り込んでいくのかと。

 アルドやクルーズの時点で分かってたこととはいえ、様々な攻防の動作が許されているMMAが洗練されることで攻防の1秒間処理速度が激増しているのもその階級の選手層と競争ゆえだと思い、「軽量級の魅力はスピード」というのもオレの意見だけどそれは実際の動きの速さと言うことでなく高速での攻防の取捨選択の処理速度なんだと考えられ、それは大体試合の1秒間の中でどれだけお互いその動作を行っているかで分かると思う。その多様な攻防の動作を要求される処理速度の速さこそが軽量級のスピードではないだろうか。


<<戦極にしか見えないUFC日本の目玉は秋山vsシールズ>>

 冷静にカードを見つめ直してみよう。気がつけば幾人もの選手が欠場しており、変わりの選手がなんと光岡映二が五味と闘うことになるなどはじめ、UFCが他国で興行打つ際はその国出身の選手を中心にした興行であるのは当たり前なんだけど、ここに来てエドガーvsベンヘンに日本人選手主体のメジャーであった戦極がくっついたようしか見えなくなっているという皮肉。に見えるのは、オレが戦極再評価という気分であるせいなのか。

 そういう中では秋山vsシールズが一番気になる。

<<格闘技の質的な変化と、時代の質的な変化>>
 よく「90年代」「ゼロ年代」なんて10年ごとに区切った時代区分で物事を語ることが当たり前のようになっているけど、思うにあれは順序が逆で、20世紀に入ってからの近代の成立以降に世の中の規範なり構図なりの質的な変化のサイクルがおおよそ10年ごとに掛かるのであって、それで「60年代」などそうした言い方が生まれてくるようになったわけなのだ。


 「質的変化」ってややこしい言葉を使っているけれど、この説明でオレが好きなのは「アニメ?ああオレもあれ好きだよ、「モーレツア太郎」と言っても違うじゃないですか」みたいな話で、格闘技は既に2012年現在完全にその構図や性質は入れ替わったなと思う。が、その時代の質的変化に対応し切れないと意見がズレはじめたり、またかなり長い期間適応に時間がかかったりする。

 このブログも2年近く色々書いてきたが、まず始めに「多くの廃墟と化したブログの意味」なんて気取ったというか、勢い余ってる文章を書いたが今なら答えを出せそうだ。それは単純に時代の質的な変化に対応できなかったなれの果てだということだ。

 最初から現代の格闘技の質的な変化の部分を追っていくことでしかこのブログは見ていないが、ここに来てどんどん対応出来てない意見なりブログなりを散見するゆえそんなことを思うに至った。

 UFCの日本大会はゴン格松原教授などはじめいろいろ見立てた意見を残しているが、最大のトピックスとなるのは質的変化の対応の差というものを目の当たりにすることだろう。

 


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