オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


EAbaseによる現代興行格闘技のシニフィアンとシニフィエ

Category: 格闘周辺時評   Tags: MMA  UFC  ボクシング  シウバ    
 


<<ヴァンダレイを見つつ思うキャリア後期の疲労度>>
<<井岡vs八重樫以降の日本のボクシングは興行としてグルーヴしてくれるか?>>
<<長嶋自演がロスマレンに勝ったらもうマジで花を撒くくらい喜ぶよ>>
<<最近の読んで面白い格闘技関連のものはホントガチガチのものになってしまった>>

<<ヴァンダレイを見つつ思うキャリア後期の疲労度>>

 どちらかというともうシウバが積み上げてきたネームバリューだとか恐れを知らぬ攻め手によるアックス・マーダラーとしてのキャラクターだとかによってフランクリン戦での慎重な闘いぶりまたは不発な感じについてを語るよりかは、これはもうキャリア終盤にかかっている選手の肉体的疲弊度という側面と、そっからのタクティクスの変更などなどを気にして見ていた。 

 シウバには実質ボクシングやムエタイのような技術のディシプリンがないままここまで来たとも言えるが、さすがにUFC参戦以降、クリス・リーベン戦での敗北もあってか今回のフランクリン戦ではかなりのところスタンド面を調整しているように見えた。ダナが前回のカン・リー戦で「次に負けたら引退してもらう」と言ってたのを少し思いだしつつ、やっぱフランクリンの方がMMAが上手いから制空権取って金網にすぐ詰められたりするんだけど、らしくないつったらあれなんだけどかなり攻防のチャンスを探っていたなあと思う。


 どのファイターの言葉だったか忘れちゃったが、ランディ・クートゥアを誰もが高齢でありながら第一線で闘ってきたことに対してみんな惜しみない称賛を送るのだけど、実のところMMAのキャリア全試合数から判断しての身体的疲労度から判断してみろ、またはKOでの敗戦の数なども加味して見ろということを言っていたのを思い出すが、シウバなどはどれくらいの疲労度なのだろうか?(ちなみにクートゥアはキャリア14年で30試合・6KO負けで、シウバはキャリア16年で今回47試合・6KO負け)

 大ざっぱに選手の疲弊度を測るファクターを考えるににまず「年齢」・「試合数」・「試合のスパン」・「身体の故障」・「KO負け」の数などなどを計算していけば選手の疲弊度の指数というのを割り出す数式なんかが作れそうだとおもうが、半端に文系なオレはここまでで限界で申し訳ないが、この辺は格闘技クリニック様の選手生命の項目などが参考になる。

<<井岡vs八重樫以降の日本のボクシングは興行としてグルーヴしてくれるか?>>

 亀田のやり口なら世間を引き付けるが内容が無く、長谷川や西岡のやり方なら内容に強度があれどマニアしか見ないし最終的に海外に評価軸をおくようになる。そういう中で世間的に引きつけつつ、同時に試合・興行内容の充実ってのの結局一番ハッピーな落とし所はもう世界戦の獲得または防衛数という実績を稼ぎネームバリューを上げ、それから日本人同士での統一戦を行うことをフックにした興行を行うことなどによって、日本人チャンプのスター性や視聴率からゲート収入に至る興行のタレント性を上昇させていくことにするという。

 つまり、亀田や長谷川のやってたような方向はそろそろ終わりになって、井岡vs八重樫は日本のボクシングで内実ともに充実した最も座りのいい興行格闘技に絞れて行けばいいなあと思う。すげえ楽観的に言えば日本の格闘技でボクシングは上向き修正の可能性が出てきた感じに思った。

 前にもここで書いたように、米国PPVでの中量級黄金時代みたいな感じで上手く日本人チャンプらのスター性・タレント性を磨くことで、極論すればベルトを度外視してもスターとスターとの闘いで興行となるレベルやライバル対決的な方向になっていい、と思う。

 これはもちろん階級や王者の権威うんぬんでうるせえのもいるだろうが、ここまで調べたところもうボクシングに明確な権威は無い。もうパッキャオとデラホーヤが闘うことが実現し、興行的な成功を収めている以上ボクシングの現在というのはそこにあると見え、日本国内の地上波ベースでもそうなりゃいいと考えている。マイナスはあれど、遥かにプラスが上回るだろう。

 まあそれでも日本人がそもそもベルト獲れなきゃあかんわけだけど。

<<長嶋自演がロスマレンに勝ったらもうマジで花を撒くくらい喜ぶよ>>

.17ショウタイム日本大会に長島☆自演乙参戦 山本真弘は王座奪取で日本大会防衛戦なるか!?

 これは・・・自演が勝ったらホントに凄い。菊野克紀戦での1Rでさえかなりハラハラさせられるところが多かっただけに、半年くらい開けての再開でいきなりロスマレン。

 自演がまだ立ち技をやる意思があったことが嬉しい半面、キツい相手選んだなあと思う。それを勇気やプライドと称賛するのも可能な一方で、立ち技選手としての価値が低下傾向にある中では勝てる可能性の高い選手と闘うことでキャリアを再設定すんのかなとも思っていた。

 あと、未だに「まどか☆マギカ」。ここで「ピングドラム」とか「氷菓」でないあたり、自演のブランクは立ち技だけでないと見た。

<<最近の読んで面白い格闘技関連のものはホントガチガチのものになってしまった>>

 もう今の新日本だとか、今の格闘技の現状で完全にプロレス文脈で語れなくなっちゃったなー、というのは確かで、またその文脈で語りたくなるような人間ってのは見なくなっちゃった。平たく言って人間的に面白いメチャクチャな奴がいなくなって、ガチガチに普遍的に実証的に見るのが多くなった感じ。しかしこれは良く言われる「今の時代はメチャクチャな奴がいたら即炎上して潰すから出ないんっすよ~」とかいうレベルとは別な気もする。

 基本、今の文脈の入り方って格闘技を取り巻く環境やシステムの変化、またここまでの歴史に関しての精微な資料や実証による、いわば検証系みたいなのがいま一番命中率は高いよなーと思う。その意味で多彩な資料と取材のベースが強い「1976年のアントニオ猪木」の柳沢健さんなどが今一番外さない。ゴン格のレスリングのメダリスト太田章さんなどの対談はプロレスともまたがっての対談が最近では面白かった。

 なんというか、批評やる方もある種の技術体系が確実にあって、初期紙プロ的に猪木とか前田とかの人間的にぶっちぎれてるのを軸に「世の中全部プロレス」つって面白がるってのはオレはこれは当て感がいいなあ(笑)とか勝手に例えてるんだけど、やっぱゴチゴチに多彩な資料やインタビューを軸にするというのが結局勝ち残ってんなあというか。
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テーマ : 格闘技    ジャンル : スポーツ

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