オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


EABASE887の叫べ!大晦日日本の地平線へ!

Category: 格闘周辺時評   Tags: 大晦日  MMA  立ち技  プロレス  


から元気による年末の格闘技への展望。4つの時評になるけどてんで文脈も見どころもバラバラ!これこそ日本の格闘技の年末って気がする。

<<大晦日ONE FCまで合流!青木さんが戻って(くる可能性があって)一気にキナ臭くなるさいたまスーパーアリーナ>><<大晦日の中の立ち技は・・・>><<日本MMA保守本流ヴァーリトゥード・ジャパンとルミナvs所英男の相性>><<IGF・完全に賞味期限切れという言葉以外にない小川直也vs藤田和之>>

<<大晦日ONE FCまで合流!青木さんが戻って(くる可能性があって)一気にキナ臭くなるさいたまスーパーアリーナ>>

 なんとここに来てONE FCがGLORYと業務提携を結んだニュースが来たことで本当に年末興行の大一番で格闘技界の再編で様々なセクションの思惑が入り乱れるホットスポットに大晦日興行があることは今年も健在であり、そして経験則上どうしても感じてしまうのがそんな思惑ゆえに試合内容や興行内容を超えたスキャンダラスな事件性の気配だ。




 この提携によってDREAMを出てONE FCと契約した青木真也がなんと大晦日に出場する可能性が出てきたというのがまたそうした試合や興行を飛び越えたそれが起きてしまうのを感じざるを得ない。爆薬は揃った。後はシンガポールから来た雷管を差しこみ、起爆するだけだ。期待よりも不穏さの気配が強くなっているように思う。

 仮に青木が出場した場合の相手は誰がふさわしいのか?ライトには相手が思いつかず、大晦日らしくキャッチウェイトでウェルターの選手を当てるとかになるのだろうか。ザロムスキーとか(と書きながら別にこのカードはみたくねえな・・・)。

 なんだか近年の大晦日ではそういう不穏さが勝っちゃうせいか「この試合に期待」というよりも「誰もケガしませんように。なにも起こりませんように」みたいな祈りをささげるような気持ちに流れやすい。スキャンダルや事件性をも興行に!って実はみんなが口には出さない興行の王道ではあるのだけれど、もう榊原も谷川もいなくなった今にキナ臭さを追い風に変えられるセンスがある人間がいるとは考えられない。なので何か起きた場合後味悪いまま放置されかねない感じがあるゆえにそんな心象になる。

<<大晦日の中の立ち技は・・・>>


 今回興行の注目度から言って、好む好まないに関わらず、やはり青木の出場するか否かで明らかに変わってくるのは否定できないし、興行のヘビー級のダイナミックさ担当になるGLORYトーナメントの顔ぶれはK-1のブランドが無くなれば全くと言っていいほど光の無い選手たちばかりで、ほとんど伏線の無い状態でいきなりトーナメントを見せられても辛いことが予測される。

 光の無さといえばシュルト&帰ってきたボンヤスキー!ハリトーノフ!もう気持ちが乗りにくくなるメンツであるが、上手く準決勝にいけばあの凄惨なシュルトvsハリトーノフが立ち技にて再戦になるというシナリオなんだろうが悠長なこと言ってられないって。もう一回戦に組み替えたほうがいい。ただでさえ乗り切れるフックが足りないんだから!

 テクニカルな興味も無くはないが、それは近年で完成系に向かいつつあるダニエル・ギタがどれほどのパフォーマンスを発揮できるかどうかでトーナメントの味わいも変わってくるのだということになる。とりあえず近年の立ち技のなかで鮮やかな試合が多く、バダ・ハリ後では唯一腑に落ちる試合を重ねている選手であると見ている。なのでそこまで立ち技には詳しくないMMAファンで会場に行かれる方はダニエル・ギタ中心に見てみるというのはいかがだろうか?

 という提案を乗せつつ、ほんと致命的にフックが足りず、興行的な味付けとして煽りVの名手佐藤大輔氏などは今回関わるのだろうか?もし関わるのであれば、できれば日本型MMA興行らしくアレンジに関わって欲しいが、当日はGLORY興行とDREAM興行は完全に分かれたりして両方へのタッチはないなんてことになるのだろうか?それは勘弁してほしいが。


<<日本MMA保守本流ヴァーリトゥード・ジャパンとルミナvs所英男の相性>>

 大晦日興行が以上のようなキナ臭い、間違っている面白さに満ちているのに対して、一番世界のMMAのメインストリームを踏まえている正しさ担当・まさに保守本流がヴァーリトゥードジャパン。

 ネバダ基準の判定で金網の大会にするということで、来年度からは定期的に開催していくとのことだがルールはどうなるのだろうか?ちょろっとかつてからのVTJ概要をウィキを開いて見たが「四点ポジションの膝あり」とかあってうわっと思ったけど、まあこれは無くなるんだと思うけど、やっぱUFCを見越しての今回なのだし肘はありになるんだよな、きっと。

 以上のシリアスな背景の中で、この大会のハイライトとなるカードとして佐藤ルミナvs所英男が発表され、おおいに注目を集めた。がしかし、オレとしては今年からのVTJのコンセプトを観るに相性の悪さを感じて乗りきれないものがある。

 というのも、振り返ってみればこの二人こそ日本のMMAの特色らしい資質を備えた選手であり、以前にリングかケージかみたいなことが取りさたされていたことがあったが、この二人は終わりゆく日本MMAの豊饒な部分を表現する意味で、やはり幾人かが同じことを言ってるのを見たが大晦日で、リングで見たかった。ゆえに相性の悪さをどうも感じてしまう。(川尻や北岡がこっちに出るとかならすんなりいくところあるが)

 とはいえ発表されている出場選手でその先への期待がある軽量級・堀口恭司とマモルらが興行の最前線を意味しているわけで、時代の移り変わりのコントラストとしてはやはりすごくいいカードか。ごめんやっぱ絶妙なカードです。年末の興行ではおそらくVTJが最もまとも。

<<IGF・完全に賞味期限切れという言葉以外にない小川直也vs藤田和之>>

  2000年代の日本のプロレスと格闘技を股にかけた二人の対戦だが、もうこれはどうしようもないくらいに意味のない闘い。なぜか?それは二人は全く物語性の無い文脈でプロレスラーを成立させているから。しかしそれは多かれ少なかれ人間関係やら歴史的な流れやらもアングルとして興行にするプロレスの中では異端と言って差し支えず、その二人の対決は望むところだったが、時期を逃すととても食えたものではない二人であるのも確かだ。

 ずっと待ち望まれた日本人対決と言えば「プロレスこそ最強の格闘技である」のUインター出身であり、それから本当にガチの場であるMMAの現場で活躍していった経歴である桜庭和志vs田村潔司の物語を待つ期待感とは完全に違う。桜庭vs田村も賞味期限切れと言われたが、彼らはUWF発のプロレスがガチを表明時代からMMA時代へのフォロースルーを為した強い意味があり、その偉業が期待感をずっと保っていた。

 対して小川・藤田は通常のプロレスとまったく文脈を無視した位置から成立していて、当時MMA、いや総合格闘技という呼称を使った方が正しいか・・・ともかくその時代の中でストロングスタイルを標榜していた新日本が(当時の人気や気配は分かって無いが)少なくとも「プロレスか格闘技か」と文脈的に追い詰められてるなかで非常に唐突な形で台頭する形になったと思う。

 それは小川vs橋本1999年の1・4や、総合の流れをなるべく見ないようにしている新日本から藤田のPRIDE出場によって飛び級してレスラー像を成立させたという事実に顕著だ。新日本が完全に時代の変化に戸惑っている時で、現場的には当時の新日本の陣営と猪木UFOとの覇権の探り合いなどが行われており小川直也のレスラーとしての価値はその両者の競り合いの火花によって成立していることはオールドファンは承知のことだろう。

 だがしかし現在、新日本は猪木から完全に手を切り、総合格闘技からMMAの時代である今にプロレスとの興行テリトリーを一緒にすることは見なくなってきている。これが、二人の闘いが完全に賞味期限切れであることの証明なのだ。

 それは2000年代前半ごろの「プロレス・格闘技」といったジャンルのテリトリー争いの緊張感が現在完全に霧散しジャンルに質的変化が起きてしまったことで、ジャンルを揺るがす位置にいた彼らの意味のほとんどが失われてしまったからだ。なので今彼らの試合が組まれる意味の無さに時の流れを感じる。今も2000年代とさして変わらないみたいな感覚は少なからずあるが、確実に終わっていってるものも多い。

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テーマ : 格闘技    ジャンル : スポーツ

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