オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


ロンダ・ラウジーとUFCによる女子のMMAジャンル定義ことはじめ

Category: 「見立て」の格闘観戦記録   Tags: MMA  UFC  ロンダ・ラウジ―    
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■ロンダ・ラウジーvsリズ・カモーシェ 見立ての観戦記録■

 新たにジャンルを開拓していくためにある選手をスターとして押し出していくってのはよくやるやり方だけど、北京オリンピックで銅メダルを獲得し、それからMMA転向後にストライクフォースで初の王者になるまでの試合は全て腕ひしぎ十字固めによる一本勝ちという驚異的な成績を残したロンダ・ラウジーは、ストライクフォース休止後にUFCに主要選手が吸収される形になる前から既に結果を出していたわけだけど、ここんところの軽量級の増設などMMAジャンルの拡大と定義を進めるUFCが遂に女子のMMAを定義づけようとする決定打を放った、という感じ。

 とはいえ、本当にジャンルを定義づけようとするスターを立ち上げられるか否かは結局のところ、ゴングが鳴った後の試合が決めることだ。ここまでスター誕生が期待された試合は逆に言えば莫大なチップがベットされた賭場の緊張感にも近い。

 これまで日本でも例えばラウジー同様に柔道五輪メダリストから吉田秀彦や瀧本誠などなどから石井慧にいたるまで、国民的栄誉を興行的価値のある選手へとロンダリングするためのお膳立てが行われており(吉田の初期なんかは階級差のあるホイスやドンフライだったわけでしょ。)、各陣営は興行的なハイライトのその実かなり勝てる博打を組んでいたとも言える。

 しかし、五輪メダリストで閃光のように全試合一本勝ちとはいえ、UFCのここまで事前からのラウジーに期待がかけられようはほとんど手持ちのチップ全額乗せてるかのようで、外せば手痛いが勝てば大きく展開が広がる。

 そういう目で見た試合は、限界までベットされてる期待値がグラグラと揺れ動く緊張が凄まじい展開となった。ラウジー必勝ラインの開幕から一気に打撃で追い詰めで金網でのクラッチから柔道の技術そのままの首投げに行く、という展開を凌いでの、なんとカモ―シェのバックの回ってのフェイスロック。しかし博打の勝ちぶりというのはこんな揺らぎさえ予定してのものか?と思わされるほどの、そこを凌ぎ切り、再びクラッチを取ってからの首投げから袈裟に固めてからの、期待通りの腕十字での勝利。本当に今後のUFC内での女子のジャンルを定義していくキックオフを成功させた凄い試合だった。






 こうして終わってみて色々と思いが行くわけで、まず他の興行格闘技でUFCのようなどでかいプロモーションでこうまで女子がメインを張って、そして成功させたケースってのも過去類を見ないものではないか?という気がする。とりあえず米国PPVのビッグプロモーションでの興行格闘技ということでは、ボクシングもWWEもメインに女子で同時に内実の成功ってのは聞いたことは無い(いやいやあるのかも知れない。ちょっと知らなくてスマン!以下の文章は「聞いたことない」の前提で進むので詳しい人教えて下さい)。


 ある意味ではこれはMMA特有ってことになるんだろうか?ジーナ・カラーノの成功がストライクフォースであったにせよ、なんかナイーブな話になっちゃうけどこうしたファイトビジネスでの女子選手の位置が興行的価値などの各種の意味で男子と均等な位置に近づいたさらなる契機ということでも見物という気もする。

 
 今後100人範囲のファイターが整理されるとのことであのジョン・フィッチですらリリースされ、ロビー・ローラーになんとKO負けを喫したジョシュ・コスチェックさえもリリースされかねないのではないかとUFCがこうしてジャンルを押し広げる一方で選手の再編成ということが起きており、そういう時節を示す試合にもなったのだと思う。

 そういう面も込みでUFCの新開拓地である今回のロンダvsリズの試合内容とそれからの展開への期待といった、UFC女子の気配はと言うとオレには2003年くらいのヴァンダレイ・シウバとPRIDEくらいのスター性と競技性のわかりやすさに見える。・・・ってこれはやっぱロンダの競技能力(というか柔道時代から培ってきた地力)の高さやルックスみたいな面を適当に中心にした乱雑なもので申し訳ないんだけども。
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テーマ : 格闘技    ジャンル : スポーツ

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