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5月終わりの世界・韓国MMA、バダの無残さ、やっぱりUFC160

Category: ウェブ線上の批評   Tags: MMA  UFC  K-1  バダ・ハリ  ROADFC  
334JA

小橋建太が引退して、アメトークがようやくいまのプロレスを特集し、プロレス流れはそれなりのニュースがあった5月。だがプロレスの話はどこにもない雑記。

<<韓国のRoad fc>>

 日本のMMAに求められている、旧型の日本の興行が作り上げた形式からUFC最前線の現代MMAへと移行するための再インストールよりも、もしかしたらアジア周辺領域の方が現代MMAのインストールをうまくいってるんじゃねえのかという印象がここのところの韓国ROAD FCあたりを見ていると思う。

 気が付いたら韓国ファイターのじっくりとした躍進がそこかしこに見られ、日本のDEEPでもチェ・ドゥホに荒らされていて昇侍頑張ってくれという状況が見られる。ROAD FCなんかはもうガチガチのの北米MMAルールとオクタゴンを導入しており、ALIVEの社長のブログを見てもこういう状況のようだ。

 下手に日本の格闘技興行のような下地が無いだけにスムースにことが進んでいるとしたらつくづく皮肉めいていると思うが、ここのところの韓国らしい国内市場と言うものが酷く弱いから外に売りに行く、そのために海外の市場の前線のリサーチを怠らない(そしてひどく権利を主張する)という構図がここでも確立されつつあるだとしたらそれは嫌だなあと感じ入る。

 なので、日本のメジャー興行外で活躍していた久米鷹介vsナム・ウィンチョルの試合なんかはその日韓戦の構図が一見分かりやすいながらどこかしら皮肉な構図でもある試合だった。そこには日韓の実力の拮抗という分かりやすい対置というより、日韓の外需や内需といった環境だとかといった構図を考えてしまう対置であり、あの桜庭和志~三崎和雄vs秋山成勲の至極複雑な裏テーマの日本と韓国から時は過ぎて現在、リアルな市場状況の差という日韓というのがMMAにも来ているかに見えると言った感じ。なんというかそれはm-floのバーバルの言ってる音楽市場の差うんぬん見たいな話だ。「日本のMMAも開国してアジア共同体を」なんて言い換えても通じるね、これ。というか競技能力といってもアジアでどうなのか?

 次のROAD FCなんていよいよ小見川道大が出場するっていうんだからよりそんな日韓を見れるということで面白いわけだけど、まあ世界はとっくに一変していてUFCは遥か遠くになってしまった。それどころか日本の周辺諸国での現代MMAインストール状況なんぞをみるに、まだまだリング使用のMMAプロモーションも多いが順調に進んでいる所は進んでおり、かつては日本vs北米とかいって日本の二大エース五味と青木の試合というのが興行ネタとして注目されたわけだけど、今後は日本vs韓国はじめアジア諸国というさらにシリアスな構図が眼前に立ちふさがっている。そう考えるとLFCにてナラントンガラグを撃破してライト級を戴冠した安藤晃司などはもう少し評価されるべきかも分からない。

 ウィル・ブルックスに完敗し、国内のドメスティック興行の中で中村へのマウンティングに成功した北岡悟はアジアの彼らには勝てるのだろうか?

<<モスクワの伝説>>

  
 レジェンドと名の付く単発興行はいろいろ構えてしまうのが格闘技ファンの一種の性かと思う。小川vsガファリから11年、このモスクワで行われたレジェンドもキックボクシングとMMAのミックス興行という前時代的な構成もそうなのだが、もっともレジェンド枠に押し込められたエメリヤーエンコ・アレキサンダーvsボブサップをそう言っていいのかはともかく、一番はやはりバダハリの没落というのが遺憾なく描かれたことが大きい。


 前回のK-1での酷い試合だったサメドフとの再戦なのだが基本的には同じ展開。サメドフはバダのジャブやミドルの制空権には入らないし、バダもそのあたりの制空権をとる技術が劣化しているため捉えられない。なら圧力をかけてのクロスレンジでの勝負になるがサメドフが問答無用でクリンチで逃げる。または手荒なバダのラッシュをいなして離れる。そういう戦法だ。

 結果バダの荒い隙をみて一気に踏み込むか合わせるという、長身選手に対して小柄な選手が勝つ為の生命線になるステップ&踏み込みでの打撃でサメドフは撃破した形になった。なんとなくここにいち選手が「いかに制空権を取る打撃を当てられないことで、格闘技が下手になってしまうか」といった面白くない部分から、やはりこれはバダの犯罪に関してのカルマの清算か禊の一環(モロッコにそうした業に関しての概念はどうなのか不明だが)と捉えるべき結果なのかは分からない。


 バダはボンヤスキーを踏みつけた年の大晦日にアリスターと闘った時もそうだが、自らで業を作ってそれからなにか清算するかのような負けを繰り返す。それゆえ、UFCでのメイナードの前線での敗北みたいな何か無残な敗北という印象が少ないのは、それは今のキック自体が興行・競技的な競争力が遥かに低いゆえにこんなオレの情緒的な感想が許容できるのかもしれないが、バダのゴールデンボーイの異名の所以はそこにあるという気もする。スターは誰よりも裕福でありながら不幸でなければならないのだ。

 
 ところでボブ・サップは通常営業だった。気にかかるのはサップは長い格闘技人生を持ちながら、すでに格闘家としての在り方をこんな形でシフトしたので当然といえばそうなのだがビックリするくらいボクシングやキックの基本的な制空権を取る打撃を出せず、一気にタックルで押し込むといった距離の詰め方を見るにこう思った。最後に残ったのはNFLの技術だけだったかと。

<<UFCはほんとに必衰が激しく>>

 ベラスケスとシウバはもう少し長く見たかったです。タックル切っていてさあ制空権設定どうなる?と思った矢先に・・・

 個人的にヒエラルキーがべリベリと新陳代謝によって剥がれ、入れ替わる感覚を持ったのはメイナードvsTJグラントの一戦。ジョン・フィッチだとかコスチェックだとか競技的・興行的なポジション作ってた奴があっという間に消え去っていくきっかけになるかのような残酷な結果の試合。しかしこれこそが興行意図に沿えない試合内容を見せた選手が欺瞞として良く言う「真剣勝負であり格闘技」というコピーをもっとも端的に見せつけるそれだ。

 メイナードのスタンスがやけに固いのが気になっていたら、対称的にTJのほうはそれこそエドガーのように右ストレートを撃った後に90度右にステップのような動きを取って撹乱している。このメイナードの固さが気にかかったまま試合を見終えてOMASUKIさんの記事を後で読んだらどうもメイナードの背景はあまり上手くいっていなかった模様という。

 ハントがチャンピオンシップ手前にまで来るとは2年前時点にUFCで意外に闘えているのを半笑いでみていたオレには想像もつかなった、というかMMA選手の目利きとしてはやっぱさっぱりという話なんだが、ふと思い出すのはツイッターやってる時に「チェール・ソネンやニックディアスが昔パンクラスや修斗で闘っていた時にはまだ日本人は闘えてた。昔の方が世界に立ち迎えてた」みたいなことを目にしたことだ。もちろん目利きとしては5流のオレでもこれはどう間違っているのかを細やかに反論できるのだが、思うのは昔は日本市場のPRIDE最高峰の時代でまともに最前線で金の稼げるプロモーションからMMAのルールの統一といった整備がまったくなかったころと比べて、いまはそこのところの競技と興行のラインが確立されてる。PRIDE崩壊後のある時点より「現代MMA」という名称に見られる基礎メソッドが確立され、ソネンなどの変貌は本人の資質は無論なのだが環境変化というのが多くの要因になっているように感じる。


 ハントにとっての格闘技者としての名誉と報酬の構図はほとんどギャランディによってのものと見られるが、DREAMのスーパーハルクでは簡単にムサシに腕を取らせて破れる一方でUFCでは今のケージファイトに必須の制空権を持った闘い方に変貌している。ボブサップと同じ枠に心で入れていたのだが、サップが長い格闘技人生の中で身につけた技は結局のところNFLのタックルからなにも変わりはしないのとはるかに対照的に、現代の北米MMAのメソッドに乗る形となっているのだ。


 グリフィン引退。去年のこの感想に同じ。
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テーマ : 格闘技    ジャンル : スポーツ

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