オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


日本のMMAの実力は北米に行けるか?というよりも、アジアで生き残れるか?のほうがシリアスな時代に・・・

Category: MMA   Tags: MMA  OneFC  アジア  
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 次の31日のシンガポール・OneFCでは北米参戦経験者を含む多数の日本人選手vsアジア(というかフィリピン)の選手との試合という、気がつけばかなりのリアルな格付けを測ることになるマッチメークとなっておりパンクラスで活躍している大石幸史のONEfcフェザー王座戦が見ものであるが、特に北米から都落ちした上田・漆谷がフィリピンMMAプロモーションURCCのチャンピオンとぶつかり合うというマッチメイクが組まれているあたりに実にシリアスさを感じる。

 2010年ストライクフォースの青木vsメレンデスにて見立てられた「日本vs北米」というのはPRIDE崩壊後の流れで日本のメジャー興行の衰退の中で、では競技力ではまだ日本がまだ日本がアドバンテージあるのか?という興行から競技力への変換という倒錯によって注目され、そして敗北していってから3年、日本は北米を目指し、VTJなどを中心に現代MMA再インストールの最中だろうが気がつけばアジア周辺諸国ではまっさらの状態から現代MMAを習得しつつあるのでは?そして日本は勝てるのか?と見える中での5月31日のONEFC中心で観る日本とアジアのMMAの雑記。


 日本のMMAで最大のアドバンテージであったのは、それはやはり単純に言ってプロレス~UWFからPRIDEといった、「どの格闘技が最強か?」というコピーを表にプロレス始め空手やK-1などなど各ジャンルが格上を示そうとするマウンティングのやり合いや駆け引きといった特異な興行によって拡大してきたことだ。ここ日本で「物語的な興行」と呼ばれる正体は結局のところそうしたマウンティングに他ならない。で、格闘技バブル時には地上波も参入していくことで世界で最大の格闘技の市場となるにまで至った、というあたりだろう。


 それがPRIDE崩壊以降、いつのまにか日本特有の興行と言うものでアドバンテージを取っていたものが急にコインが裏返り、競技力うんぬんで北米に通じるかどうかといった倒錯が起こった。しかしそんな点から言ってしまえば既にPRIDE武士道時代から日本人本体に実力自体は振るったものではない上に階級設定も適性階級すらもわかっていないくらいで昔から通じていないものは通じて無かった。


 3年前のネイション加藤の犬、紙プロが煽っていた「日本vs北米」ネタはいまからすれば何が倒錯してたかってどこまでもシリアスなMMAの競技力の張り合いをかつてのPRIDEvsK-1の興行戦争というマウンティングのやり合いと見ていたことに他ならないのだが、DREAMも戦極もなくなっちゃってどの興行が格上かを示すマウンティングのやり合い、莫大な未来がベットされた賭場の期待と緊張というそれが無くなってる現在、シンガポールONE FC、韓国ROAD FCなどはじめアジア周辺諸国のプロモーションと競技能力の成長と日本の闘いには紙プロやGONKAKUはどうやらかつての「日本のMMAの未来のかかった闘い」というような大騒ぎはしていないようだが、パンクラスの大石から上田、漆谷、岡嵜が挑むそれは日本のMMAの競技能力の現実という面でどこまでもシリアスだ。

 小見川も次は韓国ROAD FCに出るわけでますます北米というよりも、その前のアジア周辺諸国での闘いで生存できてるかどうかというのにも焦点があると見える。

 また逆を取ればアジア周辺でのトップどころはケージを採用しており、判定基準もラウンドマストの北米が舞台でも互換が効く競技環境であり、例えば今期待されている堀口恭司などが早く北米環境に慣れるためにUFCに行ったほうがいい、みたいな意見も目にするのだが、個人的にはアジア周辺のそうした興行に出場した場合というのがどうなるのだろうと思う。





 というわけで次のONEfcのオレの見所は岡嵜vsビビアーノを除く「日本vsフィリピン」の闘いなんだけど、上の段落で日本の興行競技の現実を省みて凄くシリアスだどうのと見る一方で、とりあえずONEFCで日本の青木や朴は勝ち残ってるし、修斗フライ級のBJなんかもしっかり勝ってきているわけでまーとりあえずここでも後塵を喫するなんて事態にはまだなってない。

 ひと通り相手となるフィリピンの彼らの試合を見るに、大石の相手Honorio Banarioなどは現代MMA環境必須のフットワーク&ステップによるボクシングを持っており、けっこう相性のいい試合になるかと見える。漆谷は前回の大会でBJが勝っているRey Docyogenで、打撃の制空権を作れる漆谷ならまあ大丈夫なんなんじゃないのと。意外に厄介そうなのは上田将勝の相手でこれがユサップに勝っているKevin Belingon。この選手は今成にヒールホールドで敗れてるんだがユサップへの勝ち方が投げを潰しての抑え込み、そこからパウンドって奴。とはいえ上田がそうなるとは想像しにくいのでスタンドでの展開~上田グラウンドキープみたいになるのだろうか?


 (っていうか、フィリピン選手公式の日本語読みが無くて英語綴り混ざりの文章ってどこか奇妙ですね。もう片っぽのゲーム方面の話ですが外国情報交じりのブログやってる人は当たり前にこういう書き方して"hype"だの英単語混じりであったりさえするんがこのブログもそういう領域に来たか?と。)

 
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テーマ : 格闘技    ジャンル : スポーツ

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