オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


ところで青木真也選手は強くなっているの?

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 青木真也のIGF大晦日は猪木の会場らしく無差別級でタカ・クノウだ、いや柔道強化時代にも顔を合わせていた経験のある澤田敦士だとちょっとした大晦日的な場のサプライズを希望していたりする一方では、今の日本のライト級でトップ戦線への実績を上げつつある弘中邦佳だ、いやリングス・ZST系統からVTJに至るまで各種のMMAプロモーションに出場している小谷直之だといった競技能力の強度を期待される選手との試合が望まれるなんて希望から噂までが出回った中で、決まったのはマッハの弟子のtoshi選手だという。

 もはやこうしたカードに関してはなにも言うまい。残るのはただ一つだけの疑問だけだ。それは非常にシンプルかつ純粋な疑問だ。それは何かというと青木選手は今強くなってるの?どのあたりの強さなのということただ一つだけだ。



 結構昔から思っていることだが選手の強さのパラメーションとは何戦して何連勝して、勝敗の比率がどれだけ勝ちに傾いているかとかそういうキャリアの数字だけで判断するものではなく、おおよそ現在から2年以内の試合の中でどういうスタイルの、どういう選手にどういう試合内容で勝ってきたのかということからどの程度のどの位置の選手であるかというのが判断できると考えている。

 このシャードッグやウィキペディアの戦績表を見るだけでも簡単にできるこの見方はP4Pと呼ばれているアンデウソン・シウバからGSPであっても試合内容の予測のときには役に立っていて、その中でアンデウソンは伝説的とも言える勝ち方をあれだけ生んでいながら実はUFCで広く浸透しているはずのカレッジレスリングのトップがMMAに転向してきたケースとの対戦がソネンくらいしかなく、しかもそれが大苦戦となった。ということなどが後のワイドマンとの試合の伏線であったと思う。




 というような感じで近年の戦績の中で誰とどのような試合を繰り広げたかということを見るだけでもおおよその事は見えてくると考えているのだが、その意味で青木真也の近年というのがけっして強度の高い相手とのブレイクスルーを行えておらず、場合によっては下降傾向の可能性まで見えかねない気もする。

 今年闘った相手は朴光哲に一本勝ち、フェザーに転向してのコディー・スティーブンスでそれは判定勝利に落ち着いたのだがどうやら階級はライトに戻す模様と思わぬ形で迷走の気配を感じるのだが、去年はまだなんだかんだでアントニオ・マッキーととりあえずレスリング系・元UFC選手とまだしも強度がましな相手にKO勝利、ルポンに一本勝ちだが、MMAの前線、北米ベラトールのリングでアルバレスとの再戦には1ラウンドで敗戦。

 おおよそここ2年の内容はこんな感じなのだがやっぱ日本・アジア界隈ではぶっちぎりで強いのには違いないのだが直近の試合の内容が気にかかるという感じで、近年のメレンデスやアルバレスの段階にはとても届かない模様。これは青木だけではなく北米の前線にくらいついている選手でも対応できるのは限られているレベルなのでともかくとしても、それ以外にはアントニオ・マッキーと戦ったあたりしか現在シーンで競うべき部分の強度のある試合はしてはいない感じがする。

 特にOFCでのコディー戦前後からフェザーになったので大晦日は宮田和幸戦になるんじゃないかだとか言われながら結局ライトに戻ったりしているあたりの揺れが非常に気にかかる。MMAファイターとしての目的地を現在どこに置いているのかが傍目には不明なままに年末まで来てしまったかに映る。

 各所で言われているようにローリスクで勝てる相手をチョイスしてるだなんて指摘はもう多くの人が言ってるんだけど、大なり小なりファイターは自分のポジショニングを保つため対戦相手を吟味する(チャンスのあるほどの選手は)ことをしているのは少なくはないと言う。青木に限ってはそれが悪目立ちするのは身の振り方が徹底してポジションを崩さないことのためか?

 修斗しか出ないと発言して即PRIDE行きからDREAM大黒柱とか言いつつ、開催も出来なくなり仕事場が無い状態になったらUFCなどの話もあったらしいが高い評価をくれているというOFCへと移籍して仕事を取りに行くという形で、傍目のファン(場合によっては関係者)の感情移入をことごとく逆撫でしていく発言も少なくないため反感を買いやすいからか?

 まず間違いなくそういうポジショニングを取っていくのが優先していてその周りのファンやら何やらへのフォロースルーがもの凄く下手なのは確かで、なので現在のような評価になってるのだと思うが、さすがに今年は現在の強さの位置が不明な試合や進路を行っている印象が強い。UFCに行く川尻や菊野は間違いなく強度にさらされるのだが、青木はポジションを保っているかに見えながらその実はジリ貧のような。そう見えた年だった。
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テーマ : 格闘技    ジャンル : スポーツ

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