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ベンソン・ヘンダーソンvsジョシュ・トムソンの北米&南米的低音の薄い特殊性

Category: 見立てのMMA観戦記録   Tags: MMA  UFC  
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 今のUFCはじめ北米前線を眺めていれば当然、ジョーンズからワイドマンなどのチャンピオンをはじめ現MMAのトップ選手の多くが北米のカレッジレスリングのトップから現行のMMAメソッドを習得しているケースが多くを占めている。

 カレッジレスリングトップというのが大きなアドバンテージとしているのは、大まかに言ってフィジカルの強さを軸にした試合での各セクションでの制圧の強さだ。スタンドでのタックルやテイクダウンの技術や距離感による圧力、その組みでの争いの強さ、そしてグラウンドで相手を逃がさないキープ力のそれぞれだ。

 北米の象徴的なGSPが休養(そしてUFCとの些細な諍いに入り)、南米の象徴・アンデウソンも後退し、現時代として中軽量級にてアルド&バラオンのノヴァ・ユニオンが南米のメソッドを構築してる感がある構図になっているなか、どんどん北米・南米対立を越えてさらなる現代MMAの規律や縛りを強化させつつある印象はある。

 ところがそういう部分から比較的外れている試合というのはどんな感じか?というのをベンヘンvsトムソンは見せてくれ、それが名勝負だった、と思うのだった。




 北米サイドであるベンヘンもトムソンもその見た目の肉体の構成から乱雑に察するようにレスリング&ボクシング基調という形じゃなく、テコンドーやキックボクシングなど立ち技&ブラジリアン柔術中心のグラップリングが元になっているのが良く見える肉体の構成となっている。

 立ち技&柔術基調というのでトップにあるのは現行のノヴァ・ユニオンの2トップたるアルド&バラオンだ。多様な格闘技や武道を乱雑に飲み込み独自発展したブラジル格闘技が現代のMMAにてメソッドを絞った結果がムエタイorボクシング&ブラジリアン柔術のミックスと洗練に特化していき、北米のボクシング&レスリングからムエタイやBJJとのミックスの果てに洗練させている構図に両者近づきあっておりアルドvsエドガーはその現実的だった、とも見える。

 現行の南米vs北米は単純な文脈的・土壌的なレベルでの対立はアンデウソンの2度の敗北で終わったと見ていいと思われ、今はもっと現代MMAのメソッドがより構築したうえで北米サイド南米サイドともにより勝利のために無駄のないスタイルの洗練に向かってる。で、北米のボクシング&レスリングベースに現代MMAの鉄壁なコンセプトに対してノヴァユニオンで目立つのはをムエタイorボクシングとBJJをよりベース化して現代MMAに切り込んでいるという、ブラジルサイドのMMAのコンセプト化だ。(次回UFCではそのノヴァ発ブラジリアンコンセプトの強さを遺憾なく見れるだろう)


 ところがベンヘンvsトムソンってのは現行、北米南米ともにコンセプト化がどちらも進んでいる一方でどちらにも属してない構図ゆえか、妙なくらいの試合展開の全局面に対してのキープや圧力によってどちらかの選手がアドバンテージ取っていく重圧さというのが薄い。それゆえなのか試合展開の軽やかさが高く、見た目としては日本の修斗が標榜している「打・投・極」が回転する美しさや面白さをこのUFCにて実現しているかのようだ。


 振り返るとアンソニー・ペティスがチャンピオンになっているのに象徴的なように、なんと現行のUFCライト級はびっくりするくらい他階級のような北米南米コンセプトの堅牢なベースを持っている選手がトップにはほぼいなくなってる。エドガーとメイナードが最強クラスの北米コンセプトの試合を見せて何年か経ち現在、かつてなく北米コンセプトも南米コンセプトもない選手らがトップ戦線にいるということで、試合展開の名勝負の発生率や展開の軽やかさというのは全階級中トップになるのではないか?とさえ思えるくらいだった。

 というわけで次回のUFCはバラオンvsフェイバー2など堅牢なコンセプト同士の激突になるんだけど、やっぱ試合の重圧さというのはかなりかわってくるんだろうなと感じている。
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