オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


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瞑想的なVTJ5th 中村優作のステップ・夜叉坊のラッシュ 

Category: 見立てのMMA観戦記録   Tags: UFC  VTJ  
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 ニコニコ動画で観たのだが、低価格による映像配信を行うかわりに音楽の使用料から実況・解説も省き、カメラも一つだけというコストダウンによる大阪大会は薄く暗く青い照明とも相まって禅問答をしているかのような・日本の修斗のMMAの中での立場や正史を追おうとする誠実さというか。

 どうあれVTJがいよいよUFCと手を組み、日本版TUFがスタートする公算が立ちはじめているということで、そのプレ段階ゆえのエアポケット的な興行と見るのが当たりに近いか?ということであたりまえの観戦記録。

オープニングファイト 高野明VS鷹亜希

 いまアウトサイダーはそこまで追えていなくて、最近は話題になったサイゾーの前田日明インタビューくらいまでしか情報を取ってない。だから地下格闘技と競技格闘技のリンボの立ち位置から選手層を拡大してるという凄く危うい位置にある感じがある。

 アウトサイダー出身からDEEPやパンクラスに行った選手も少なくはない。鷹亜季選手もアウトサイダーから今回のVTJに出場を実現した一人だ。絶対「たかあき」の名前の響きつながりでマッチメイクしたとしか思えない高野明選手との試合は、それはアウトサイダーらしいハイローラーな打撃戦を展開するが、金網際での組の差し合いなどやフットワークなどなど、試合全体の構築は荒れてる感じじゃあない。アウトサイダーのリンボ感というのはデカいけど、選手個人の流れとしてオーバーグラウンドと関係しつつある流れにあるのだろうか?


山本健治vs中村優作
 
 バラオン戦でのKJディラショーのエポックをはじめ、カブ・スワンソンやボビー・グリーンなどなどの基本ガードを下げてフットワーク・ステップワークを基調とした攪乱と全身連動の打撃スタイルは現代のMMAにて有効な打撃のスタイルだ。特に中軽量級ではその階級の特性上、試合の中で含まれる動作や処理の量が重量級よりも多いためにこのスタイルが選択されることが少なくない。

 中村優作は日本拳法出身の選手という。長島自演がステップと脱力によるキックのセオリーと異なるスタイルの打撃によりK-1MAXにて活躍したことでも印象深い日本拳法スタイルは、円形の広い金網という舞台に加え現行のMMAトレンドと掛け合わされることによって大いにその特性を生かすことになる。

 山本健治に対しそのスタイルは有効に働き、リングジェネラルシップを取る活躍を見せる。でもこの空手や日本拳法~そしてボクシングのデトロイトスタイルL字ガードスタイルの弱点としては軽やかな攪乱による打撃の圧倒の一方で、どうしてもスタンス上、重心を低くしてタックルはじめ組みへの耐性が弱まりやすい。カブ・スワンソンも圧倒の一方タックルでテイクダウンされてしまうシーンは少なくないし、川尻達也がufcフェザーランク上位の中ででなぜスワンソンとの対戦に執着したのかというのもおそらくはそこに勝機を見出したからだろう。

 中村も山本にテイクダウンを取られてしまうシーンが中盤~終盤には頻発する。そのためにポイントが分かれる結果にも繋がる。また中村の攻撃スタンスを観ても、ディラショーと比較してもあまり行われてないところがある気がする。そう、攪乱スタンスをより有効にする頻繁なスイッチだ。かなり有効に働いたスタンスだが、ダウンを取るところまで繋がらなかったのは徹底した攪乱までできなかったからか?と雑に想像している。

VTJフライトーナメント準決勝
扇久保博正VSカナ・ハヤット
神酒龍一VSシーザー・スクラヴォス


 多分優勝すればUFC契約のための箔はつく……のかはあまり良くはわかってない(あまり好きではないがシュウ・ヒラタ氏のブログとかもっと読み込んどくべきなのか)。

 前回VTJで前田吉郎やマモルとフェザーのそうそうたるメンバーが初戦で消えるという展開となったが、勝者の神酒龍一VSシーザーを観るにスタンド~タックル・グラウンドまでの滑らかさが足らなくて、警戒する中で制空権をとるというそれよりかは短調なパンチの打撃戦になるという観てる側にはキツい試合を展開する。両者共にボディやローを撃つなど上下に散らすことも少なく、シーザーは全ラウンドに及んでほぼワンツーしか撃ってない。距離もステップ・フットワークで離れるという動作は取らず、ほぼ打撃の取捨選択の距離でそれだ。

 組からグラウンドという得意セクションに入れないとかなり停滞した展開になり、神酒もタックルに入ろうとするが事前に上下に散らしたり、距離を狂わせるタイミングを作れてなかったりで結果、読まれて切られることも多い。お互いの相性が悪かったのでこうなったとも思うが、それでももう少し展開ないかなと思ったのだった。

 対して扇久保はカナに対して試合開始から散らす攻撃を放ち、金網際にまで相手が引いたところに迷わずにダブルレッグを放つ。そこからバックのテイクダウンから一気呵成にチョークで沈める。これは試合開始直後で互いの攻めてを見切る段階に入る前に速攻で行った感じに映った。

 決勝の扇久保VSシーザーはもうすこしスタンドや組み・グラウンドのキープを観て扇久保の判定勝利を予想かな…

石原夜叉坊VSジョ・ジュンファン

  堀口恭司・田中路教・佐々木憂流迦に続き、現世代の日本MMAにてスター候補って意味でも競技能力の意味でも有力な選手である石原夜叉坊。前回VTJの第一試合にていきなり佐々木憂流迦との試合が実現したことは、あとあとになって意味を増していくと見ている。興行VTJとしての価値は自分はそこにあると思ってる。後で振り返った時に価値が上がってる。堀口VS石渡なんてあれはもうマッハVSトリッグだとかルミナVS宇野のように日本MMAのクラシックになりえる試合と言えるだろう。ここまでの文、なんだか胡散臭い株式市場アナリストみたいでしょうがないね。

 大阪で開催された今回VTJで当然のように夜叉坊はメインを張り、これまでの試合の内容やパフォーマンスを観ても当然のように受け入れてるこっちとしてはたとえ相手が36歳の8勝2敗の選手といういささかアンダードッグでもあんまり違和感なく観ている。

 VTJはメインになると堀口VS石渡以降どうしても選手のファイナルラップ的だったり、唯一興行的フックを主にした選手の競技能力的なマッチメークと別枠になるところあるので、がつんがつんなマッチメークと浮くのだがそれでもいい。内容は夜叉坊が圧倒的だった。スタンドに限れば今大会中最も上下の打ち分けからステップ・様々な攻め手に対応しようとしてるスタンスも含めて安定してたと思う。

 これから高谷裕之などや夜叉坊VSROAD FCあたりで結果出す韓国選手との日韓戦みたいのに展開しねえかなとか思ってたけど、UFCとVTJが組むってことでまーそれは無いか!いや、ここでTUFそれ自体で日韓対決リアリティーショーが実現したらいいんだ、きっと荒れるがそれでいいんだ。
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