オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


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格闘豪華絢爛入場十段!メンタリティを反映する鏡のエントランスパフォーマンス

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須藤元気

ガッチガチのネタが続いたんで合間のライト分析企画・それは、「入場」。

格闘技に関してはこと入場に何か仕掛けを見せることによって、これが選手本人にとってのエンターテインメントとしての格闘技のあり方をどう捉えているのか?が透けて見えるというその実冥府魔道の危険区域なんだがメジャーレベルからマイナーレベルにまでどっか入場を演出して出てくる選手がいろいろ見られるのだが、これがまた考えてみれば意外にこれが底が丸見えであったりするのであった・・・ということで続きは全面展開で

<<BGM・Kiss - I was made for loving you >>

<<その1 桜庭和志世界日本覆面演出敵地動揺作戦自己流行入場編>>
 サクマシン

 ベーッタベタにまずは我らが桜庭選手演出の入場分析解析なんだが、そもそもの桜庭選手の特性として、スターとして花開いてゆく過程がもともと華と実力を加味された客と興行を引っ張れるプロレスの格によって新スターが押し出されていくという構図ではなく「プロレスラーがバタバタやられていたガチの場が浸透していく時代にて柔術家から一本取ったりで勝利していくこと」が大きかったわけで、ちょうど格闘技の台頭がプロレスを崩していく流れとスターとして上がっていく過程が呼応していた唯一の選手でもあると思う。

 既成のプロレスはじめとするグレイシー柔術や骨法などなどの各々が「最強」を標榜する効力や権威や印象に関して、本当にガチの能力の高い選手によるパロディによる崩し方。桜庭選手の為した功績の最もでかいものはそれだと思っており、モンゴリアンチョップはじめ有名なホイス戦での、「サクマシン軍団で入場し誰が本物の桜庭かわかんないグレイシー動揺作戦」みたいなところにそういう崩し方がよく表れている。

 以降の桜庭選手の入場では何らかのネタを仕込んで上がるのが定番になってきたわけだが、やっぱ自分が気にかかっているのはプロレスでの入場というのは興行をしっかりパッケージングして各選手のテーマもしっかり作って演出されるもので、「入場に凝る」という概念がまた格闘技とで差異があることで、格闘技に関しては団体が選手と興行を演出するために「入場曲などの入場演出」を用意するわけでなく基本個人で自己演出している傾向が強く、三沢選手や小橋選手が入場してくる時のような手拍子や名前のコールみたいなことがほぼ無い。
 プロレス団体が総出で興行を構成するために各所属選手の入場曲やパフォーマンスを演出を考えることで興行の磁場を作ることで入場に関しては「選手の人間力の表出」という役割を為しているの対して、格闘技側が特に「入場の演出」が目立つのは、基本が真剣勝負ゆえにそうした「団体で興行を作っていく、だから演出を推敲して研鑽していく」の価値観ではないゆえのものだからだと考える。

 だから桜庭選手の入場の目立ちかた、というのはそうした初期のプロレス団体的な価値観へのパロディそのものという印象が強く、団体によって幻想を作っていく時代から個人の真剣勝負の実力によって自己演出していくというパラダイムシフトの時代がサクマシンに刻印されているのだ。そしてここまで書いた時点で既にライトな分析ではさっぱりなくなりいつもの調子のような気がしてきた。おかしいな。

<<その2 郷野聡寛等新忘年会打上入場習練光排除挽回編>>
 
ディージェーオズマ

 で、団体が興行の磁場を作るために選手たちと入場曲や演出に関して支持や推敲があった、と思われるプロレスに対して格闘技側の自己演出による入場演出は、基本ものすごく忘年会の出し物クラスの選手が散見される・・・て、言うより選手個人が自分の金でそんなんやるわけだから、まずクオリティの高い演出がやれるわけがない。小規模会場の「エンタメ入場」は人間力という言葉の風化を感じさせすらするが、しかし最初は須藤元気も長嶋自演乙もそんな忘年会系のレベルだったことを考えると、やっぱ格闘家として強くなってメジャーに上がっていくことが重要だろう。バリバリのエンタメ演出なんてできるのはメジャーに上がって資金を得られるようになってからだ・・・・

 ・・・・と言いながらも、実際にメジャーに上がり演出出来る資金も得て、そして実践しているはずに関わらずどうも忘年会感が抜けきらない選手がいる。それが郷野聡寛選手だ。

 「芸能人と友達でスター感アップ」みたいな手法はありふれすぎてとっくにバレバレの化石な代物だが、しかしあるレベルのスター性を測る物差しではあるとはそれは言えるが、DJ OZMAa.k.a「氣志團」のヴォーカル兼リーダーの綾小路翔と懇意にしており、GOZMAアフロ入場や矢島美容室、去年の大みそかではコラボして「ワンナイトカーニバル」リーゼン入場してきすらしたにもかかわらず奇妙なまでにスター感が不在だ。ブログが上手い格闘家はほぼスター性が不在というテーゼと関係があるのだろうか?今のは私の見解でしかないテーゼなのだがなかなか当たってはいないだろうか?

 この理由も考えてみるに郷野選手自身が自虐的に自分のスタイルを「ライツアウト」などと言ったように、自分の試合が決して興行的に観客を熱狂させる類のものではないことを自覚していると思われ、完全に私見で邪推ででも別にいつものことのように考えるのだが、だからこそ観客を楽しませる部分を作るためにそうした入場芸が生まれたのではないか?という郷野選手の人の良さに起因するゆえのものだと考える。
 しかしそんなほどほどな人の良さがあろうとマッハ戦の煽りで自分とマッハを比較して「月見草だから・・・」という自嘲をいちいちするあたりにどうしてもスター性の限界を感じ、人の良さが決して大衆の欲望に呼応したものではないという事実をやはり思い出させるのであった。

<<その3 須藤元気絶妙計算青年実業家式赤熱演出入場編>>
 
ナスカ

 格闘技において選手個人で興行というものをしっかりと自覚出来る選手というのは限られてくる。FEG興行は今だ突っ込まれる隙だらけのものであるが、今振り返ればそういう自覚が出来ていた選手をいくつか生みだしていた格闘技のプロ興行としてのバランス自体はなかなかだったのかもしれない。今現在PUJIで金策に苦しんでる最中に”だった”と過去形。もはや私もカンセコの領域だろうか?ミノワマンに足関節によって敗れ去っていったハルクたちの心に映ったのはそれは後悔か韜晦か諦念か恍惚なのか?

 さてバブル時代のPRIDEに対抗する形のFEGによるMAX・HERO’s体勢にて「イケメン」とか「ヤンキー性」とか「●●●●やってる気配」とかでスポットライトが当たった選手たちの中でも特に魔裟斗や須藤元気などは、初期のそういう気配を持った顔からプロの場に立っていくることで最終的に到達した顔は、良質な青年実業家的な社会的な信頼感を獲得できるような、洗練された佇まいをしている。

 その中でも特に須藤元気の青年実業家性は突出していたと思う。一選手でありながら格闘技を興行として認識できていた、ということが、あの入場パフォーマンスの洗練に良く表れていた。
 メイヘムやキング・モーなども独自の演出によるダンスパフォーマンスでの入場をやってるけれどそんな彼らと比べても須藤が突出してたのってやっぱりそこにあると思われ、いろいろテーマを決めて入場演出を考えて一本勝ちした上で「We are all one」のフラッグを掲げるまでの自分の試合をパッケージングし、作品化していくという自己演出能力は後にも先にもない、どころかシーン全体で劣化すらしてるかもしれない。

 格闘技興行というものを「ガチしか認められない。エンタメは必要ない。真剣勝負だけで人はついてくる。」みたいな判断を取らなかったことの意味というのは案外深いのかもしれない。それは高校生時代に見ていたプロレスが新日本でも全日本でもなくなんとIWAジャパンだったというのも関係しているのだろうか?シーン全体を俯瞰して考えることのできる能力は解説者となった現在でもアドリブのギャグを混ぜ込むセンスや長南亮や岡見勇信のような固い闘いをする選手に対して一本勝ちを求めるような発言をしているところに信頼を感じさせる。

 そして、バシャール信奉スピリチュアル発言がちょうど「ヤバい」「いや大丈夫かも」のメーターを行き来させるギリギリ感を演出させるセンスもまた、実業家っぽいのであった。わけのわからないボトルキャップでさえ1万円で法に触れずに売ってこそ実業家と考える私は格闘技でいうところのカイル・ストゥージョンかもしれない。 
 
<<その4 長嶋自演乙雄一郎活動動画仮装電子網ニ虎ニ虎桃井春子入場編>> 

自演さん元ネタ

 さーって本稿ファイナル・自演乙についてだ。もはやさっぱりライトではないだろうか?「批評行為自体に実質的にライトやヘビーの差異など無意味だ。対象への認識を言葉にする作業によって自己と世界の距離を研鑽する作業に思いも軽いも無い。しかしそうした差異によって分けられる時代となったとき、自己と世界との関係性自体が歪んだ領域に陥る。メディアのパラダイムシフトにおいては常にそのことが問われ続けているのだ。」だろうか?

 「アニオタがガチに強いキックボクサー」みたいなキワモノっぽいフックであの伝説のMARSやキックで活躍した後にメジャーの舞台・K-1MAXへと浮上してきた自演だが、上がった初期はHAYATOを撃破して2回戦の山本優弥戦でカットによってTKOで敗れるという結果で、その後クラウスとシュー・イェンに秒殺されるという結果で2009年は「ぼちぼち実力はあるがやっぱキワモノ客寄せ」みたいな評価に落ちいてたと思われるが、今年2010年の日本トーナメントによって凄まじい形で優勝することを見せたことで評価を覆し、「MAXは潰させません!」とマイクしたことは記憶に新しい。

 が、そうやって真剣になればなるほど何故か最初のフックとなったアニオタ感が妙に薄れてきてるように見える。東方ネタでダンスもやらずに鬼気迫る表情というのがヤバいくらい親和性が低いこととかエヴァのサキエルAR入場がなぜかエロジマンのスケルトンマスク入場に被ってみえてしまうことと関係があるのだろうか?

 そんな謎を解くカギは、意外な所にあった。今年のゴン格5月号での吉田豪による「書評の星座PART2」にて魔裟斗自伝・「青春」の書評にK-1MAXを背負うもの特有のマスイメージとその実体との乖離が見てとれる気がした。


「魔裟斗がK-1中量級を盛り上げるためにあえてヒールキャラを演じてきていたことはいまとなっては常識なんだが、魔裟斗の「ストリート代表」的なキャラもギミックっぽいことに最近、ボクは気付いたのだ。」

「魔裟斗がTBSラジオの『カキーン』という番組にゲスト出演したとき、リスナーのメッセージテーマを「魔裟斗が30歳にて、髭を生やすのは早いか早くないか」という心の底からどうでもいいものに設定したり、魔裟斗が曲を選ぶときも真冬なのにテーマを『夏』にしてMONKEY MAJIKとDef Techと鬼束ちひろを選曲したりの時点で、おかしいとは思っていた。事務所の社長兼マネージャーがへヴィロック系バンドのフロントマンで、一緒にイベントをやったり入場曲を作ってもらって利していたから気付かなかったけれど、もしかしたら音楽のこと全然知らないんじゃないか?と。」

「すると案の定「当時、ストリートファッションやサブカルチャーとリンクする形で」ブレイクしていた「修斗」を観戦した際、「観客の大半がストリートファッションに敏感な若い人たちで占められていたこと」に魔裟斗がショックを受け、「めちゃくちゃ、うらやましかった」からウルフ・レボリューションという自主興行を立ち上げた、と語るとき、その説明でこうきたわけなのである!

「今時のカリスマDJがブースから大音量で放ちだすヒップホップやディスコミュージックのリズムに身をゆだね踊りまくる若者たち。その熱気にあふれかえるクラブハウスに設置されたリング上で、エキサイティングなキックボクシングの試合が行われる」

すごいでしょ、これ!NOAH立ち上げ当時の三沢が連呼すればするほど古さを感じさせた「今風」を思わせる「今時」に始まって「カリスマDJ」!「ディスコミュージック」!「若者たち」!さらには当たり前のように3回も使われる「クラブハウス」というフレーズ!ゴルフかよ!とにかく全ての言葉が古すぎる!」
 

 ・・・どうだろうか?私は決して魔裟斗は「音楽ないし実はストリートカルチャーがなにも分かっていないんじゃ」説には賛同せず単に魔裟斗の文章構成能力が低かったという性善説や本の編集者の構成能力が微妙だったという陰謀説をとなえたいが、これも魔裟斗がガチにK-1MAX背負おうとストイックに生きたことへの副産物なのだろう。おそらく「ストイックさ」というものがストリートカルチャーだろうとオタクカルチャーだろうと本質的に離反する感情にあるゆえなのか、なにかアニオタ性を感じさせないように見えてしまうのだと思う。むしろミスターストイックと呼ばれた男のほうが唐突な引退の感情移入出来なさも含めてアニオタっぽく見えてしまうという逆転すらある。

 興行や欲望を背負うということは一種のストイシズムを持つということと同義。「アニオタってのはにわかなんじゃ・・・」と見えたということは、「実はストリートカルチャーはにわかだった」という魔裟斗の構図の相似とも言え、やはりそれを継ぐのこそ自演乙なのかもしれない。ここまで全て私見なのをつっこむことは許されざる者だろう。
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ビデオゲームというフィルターから俯瞰する、現代エンターテインメント総合批評
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