オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


ドスアンジョスの制圧

Category: 見立てのMMA観戦記録   Tags: ---
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アンソニー・ペティスvsハファエル・ドスアンジョス


 ライト級はまるでもの凄くバランスの取れた格闘ゲームみたいだなんてひでえ比喩で見ていた去年。バラエティ豊かで実力差というのが目立たない、相性によっていくらでも展開の変わる面白い階級ゆえだ。

 一方で振り返ればBJペン以降、絶対王者となりえる存在がこの階級に限ってはいない。そのせいでPPV的な興行のフックが物足りないのも確かではある。複数スター的な興行ならば、単なるファイトスタイルの相性や差の面白さだけでなく各選手ごとの対人関係や差異みたいのが際立つようなフックがあればより楽しいんだが…TUFチャンプとか伸びてきてるのにあの地味さはねえだろみたいな

 もっとTwitterで煽れ!記者会見で言え!みたいな。ライト級の蠢きというのはUFC屈指の面白味があるのはたしかなので。こういうのもジョーンズとコーミエの諍いだとかアンデウソン対ソネンが持ってっちゃってるよね。ヌルマゴメドフがけっこう頑張ってるような。なんかこんなこと書くと興行型の煽りブログめいてきましたね。


 唐突に興行の話みたいな観客バイアスが身勝手にかかる話になっちゃったので戻すが、ドスアンジョスの戦術がここまでペティスを圧倒するというのはやはり予想外であった。ベンヘンにKO勝利というのも、もはやこっちがうまく言葉にできないものだったが、今回もやっぱり言葉にしにくい。

 ペティスの方がリーチも高く、制空権を取ってしまうのでは…だなんて雑なことを思っていたが、もともとペティスの特性や美しさというのは完全に制空権の制圧やグラウンドで上をとりリングジェネラルシップを取ってしまうことではなかったことを思い出した。

 数発の伏線となるミドルなどの打撃によって、相手を止めてしまうのではない。意識が向かないところに一撃をぶち込むのがペティスのスタイルだった。そしてそれがドスアンジョスにことごとく潰され、制圧される。

 半ば直感的なスタイルの完封されっぷりは格闘ゲームで地味なキャラだが理論的に見たら一番優位な奴が使えたみたいな感じの変なカタルシスがあったのは確か。でもドスアンジョスがここで絶対王者化する予感があるかというとそれはまた…あっ、ここで一度勝ってるヌルマゴメドフ出たらいいんだ、ヌルマゴメドフがんばれ。


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