オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


メレンデスvsアルバレス 長いUFC外の経歴を歩んだ二人が2200M高地で出会う

Category: 見立てのMMA観戦記録   Tags: ---
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 BJペンが王者として君臨していた時代より、長らくライト級で非UFCで最強と呼ばれた二人。PRIDE武士道の時代からその後のDREAM、ストライクフォースからベラトールとおおよそ10年近い年月の間、期待されながらUFCには上がらないなかで評価を上げていた。その対戦というのは勝敗以上に年月を感じさせる。青木も安藤とアジアでチャンピオンシップを行う時代だしな。


 日本の興行格闘技としても、青木と川尻、そして引退した石田光洋らと闘った経歴があるし、格闘技バブルが崩壊した後でこの二人は所々で感情移入させる試合を行ってきた。観客の側からすればTUFやカレッジレスリング文脈、ボクシング文脈といったジャンルの慣例や環境による感情移入の流れとは別だ。(ここまで書きながら、あらためてアルバレスが日本の興行格闘技のなかで特殊と言えば特殊なのはほとんど召喚されず、さらには当時過小評価されがちだったアメリカで大半であるボクシング&レスリングの文脈からきていながら、日本の観客に印象深いアグレッシブなファイトを見せていたことだと思い返す。)




 日本に興行格闘技のメジャーがあった時代を知っているオレからすると、期待するのはやはりタイトなUFCでは考えられないようなアグレッシブな試合だ。でもそうはならず、むしろ渋い戦いとなる。

 リーチの長いメレンデスが、遠い距離からジャブを撃ちアルバレスの踏み込みを制していく。渋い制空権の制し合いという、ほんとうならディエゴ・サンチェスと殴り合ったみたいなハードファイトもできる荒い展開も勝ち抜く能力の高いメレンデスがとくに慎重になっている。

 徹底した制空権を取るのが上手く、MMA内で優れたボクシングテクニックによってジャブで致命的なダメージや相手をまったく踏み込ませないパーフェクトゲームを作っていたトップは、やはりGSP、そしてBJペン。彼らの記憶を思い返すと、メレンデスが目指すジャブのパーフェクトゲームは上手いとは思いにくい。メレンデスの戦型の本質的なところではないのではないか…?とも思わせてしまう。とはいえ、本質じゃないとこで勝ちに行く戦型を取れることは素晴らしいとこであるのに違いないが。

 その完成度の隙を、アルバレスの踏み込みが割り込んでいくような展開。序盤こそメレンデスの打撃はアルバレスの顔を腫れあがらせるのだが、2R以降には様相を変えていく。メレンデスは決して制空権を制しきれない。タックルを許し、エルボーを受ける。メレンデスは器用な質ではないにもかかわらず器用に戦うところを押し破っていく感じ。それは意外にもお互いの経歴や性格、戦型が錯綜してる瞬間だった。それは非UFCのトップ同士の内容らしいと思った。

 

<<おまけ>> オウシュウ・ベイコク・ベースが気が付いたら開始してから5年も経っててびっくり 当初のジャンルを受け止める環境とか慣例のかわりかたの話から遠く離れ、UFC雑記録になってしまいましたな
 
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テーマ : 格闘技    ジャンル : スポーツ

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