オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


RIZINの凋落と華やかさの同居

Category: 見立てのMMA観戦記録   Tags: MMA  
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廃墟からご無沙汰しております。二月も放置すると廃墟としての佇まいが出てきてしまいますね。

さて久々のネタはというと『RIZIN』地上波なんですが、今回のこれは年末で見た時のような虚無は感じなかった。むしろ、往年の格闘技バブルの時代の地上波放映を引きずっていた年末と比べて、なんだかんだでここ数年のMMAの前線には反応した形であるというのがなんだか感慨深かった。若手が興行の主軸になっていたことも大きい。



 それがなし崩しのようなものかもしれないけれど、MMAの最前線つまりUFCのがここ数年で切り開いたのって、選手層が厚くなるなり競技の環境が整うなりして女子と最軽量級が立ち上げられたことではあると思う。ロンダ・ラウジーと取り巻くチャンピオンシップから、いまだ興行的な評価を得られていないがMMAの最前線には違いないデメトリアス・ジョンソンの為してきたフライ級の防衛などなど。

 UFCが主要な階級での強度を増していくなかで生まれたそれが、いま日本だったらどんな感じか?というのが今回のような感じだった。ちょうど堀口恭司が来たことも含めて。UFCが強度を増した中で生まれたはずの女子とフライ級は、ここ数年でのトピックスだったけどもここ日本で復活したメジャー興行の地上波ではその二つの階級が試合もカットもされずに主力となっているという事実は感慨深い。というべきなのか、皮肉というべきなのか。どんな言葉を選んだらいいのかはわからないけれども。

 さて日本のメジャーならではの現象として芸能人やモンスター路線を興行のフックに使うというのがあるが、こちらもほぼ全て女子が担うようになったというのもおかしいといえばおかしい。対ギャビガルシアの候補として神取忍、堀田祐美子のコントラストで、とんでもなく不遜な柔道とサンボ上がりのKINGレイナがリングに上がってるっていうのは、PRIDEの高田延彦がヒクソン完敗からなんやかんやあってノゲイラヒョードルミルコ時代、それから五味の時代と末期の不遜な柔道上がりの青木真也までもの記憶を女子に凝縮したかのようであり、実際に試合内容の豪快な感じも往年のノゲイラとヒースヒーリングの試合を見ているかのような強度を持っていたと思う。当のヒーリングも出場していたのだけども、そちらは光をなくしていたけれど。

 堀口恭司と那須川天心の軽量級のエース二人が素晴らしいお披露目を見せたところで毎回ひやひやするのが肝心のRENAだったりする。ほとんど唯一興行価値を優先しているがために試合のブッキングをもの凄く気を使っているのかなあ…というような感じ。石岡沙織の登場は、そんなぎりぎりな興行価値をどうにかしようということか。

 女子や軽量級に支払われるコストはあまり高くはないというのは聞いたことがある。実際興行の顔であるはずのRENAからしてビームスのバイトという状態なのだが、時代が進み興行の顔役にするにはなかなか難しいものがあった女子と最軽量級が時を経て地上波で主体になっている事実は、凋落と華やかさがギリギリのところで背中合わせにあるの感じさせていた。でもこれは皮肉でもなんでもない。少し前、いやこのブログをスタートさせた2010年の段階から、MMAの地上波放映はおしなべて凋落しかかんじられなかったのだから。廃墟とは、夜に行くものではないのです…
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