オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


~開催超直前の考察~ 突如の石井慧DREAM登場に見られる、様々なジャッジ

Category: ウェブ線上の批評   Tags: ---
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 もう開催までギリギリというところで舞い込んだこの「石井VSミノワマン」のカード決定の効果は、本当にビックリするくらいに大きくツイッターでもブログでも誰もが話題としているが、ともかくこのビッグカードについてをどう思ったのか?というのを見ると、驚くほど語る人間にとってのスターの意味や現状の格闘技界についての距離感などなどのレベルや格闘技観がここぞとばかりに露わになるところがすごい。石井VSミノワの展望を見るだけでその人にとっての格闘技がどのレベルにあるのか、どう捉えているのかがよくわかる。

 現状の格闘技がもはやマニアの手のひらのものになりがちな中で、このキッチュとシリアスの入り混じったビッグカードの決定によって露呈されたものは多い。現状の格闘技界のFEG・RE・SRCのポリティカルな関係性だとか先のファンというかマニアの格闘技観だとか石井の扱いに関してのコンプレックスがよく見える純MMAファイター達だとかメジャーとマイナーの意味だとかが、ガーッと明確になっていくかのように映るのは痛快ですらある。

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 今回のDREAM16に関しては正直言って予告煽りVなどを見ていてもすっげーグッタリするものがあってもうDREAMについて書くのは最後にしようくらいの気分だったのだが、このカードに持ってかれてるってのはかなりフラストレーション溜まってたのだなあと思った。 自分としても現状のシーンとしても。

 石井慧対ミノワマン発表から発せられるキッチュさとシリアスさが為したもので大きいと思うのは勝負論だとか競技論だとか興行論だとかそういった文脈での効果以上に、一気に今の格闘技界の業界から選手、ファンの認識というものが明確にマッピングされなおされたことだと自分は感じた。「石井舐めてる」「ミノワマンは一番おいしいモンスター退治」などという意見を見かけるつれて、なるほど今の格闘技界を追ってるコアファンとはこういう認識でいまの格闘技に対し「閉塞していってる」だとか「もっと世間を」だとかの意見が飛びかわせる一方で、実は手のひらくらいになったこのジャンルを箱庭的に気色悪く愛でているレベルなんじゃないかとさえ思えてくる。
 
 こうした大手ニュースに取り上げられるほどの価値をもつカードの決定がむしろ現状に対する一種の俯瞰の効果さえあったことは皮肉な話のように静かに思うのだった。
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Comments

最近は日本人TOP選手の削り合いにしか興味がなくなってしまったのでなんとも微妙です。
個人的な見所は石井の成長具合だけです。
刺青怪人様へ
石井VSミノワは勝負論的に「いやー、それはどうなんだよりによって」と興行論的に「そういうフックとなるもの待ってた!」が自分はちょうどハーフの感情ですね。第一報聞いたときは。

それよりさらに俯瞰して見た場合のこの試合が決定されることによる効果の大きさというもの、ひるがえって今この日本の「メジャー」というものの現在の状況が今大会で見られるように考えます。

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