オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


格闘技ブログの廃墟/「格闘技バブル」/ゼロ年代・Ⅰ

Category: ウェブ線上の批評   Tags: ---
 日本のW杯初戦・対カメルーン戦を見ながらこのブログ最初の文章を打ち込んでいる。カメルーンの監督はホイス・グレイシーに無意味によく似ている。
不在の光景 012 B


 このブログは主に現在の格闘技のことを書いていくつもりであるし、「DREAM」が、「SRC」が大会を開催するたびにその展望や感想を残していくという、あらゆる専門ジャンルのブログの89・3%が採用しているスタイルでいくだろうと、このテスト的な意味で打ち込んでいるこの文章を綴りながら考えるのだが、現在の格闘技の現状(この辺境なブログを目にしているほど情報を収集される皆様ならばその肌触りの寒さすら感じておられるだろう)を見るに、もはや「面白かった」「つまらなかった」という一語で済ませるような批評では一切の本質に抵触しないのではないのか、と考えるところから本ブログ「オウシュウ・ベイコク・ベース」はスタートしたいと思う。

 どうして「面白かった」「つまらなかった」の一語がダメなのか、無意味に感じるか、の理由は、このブログを始める前に数多くのネット上のブログ始めHPや2chなどの掲示板上のものなど様々な形の格闘技批評を読んできたのだが、なにより自分の心を打ったのは旧PRIDEファンと思われる人間によるブログが、DSE崩壊からFEGの軍門に下った大連立(今となっては寒々しい言葉だ)時代によるDREAMの数大会などのレビューを最後に、一切の更新を行っていないという廃墟を化したブログだ。
 このブログの廃墟の沈黙が示唆する意味は、もはや現状が「面白かった」「つまらなかった」の時代ではないことを意味しているように思え、かつてのファンの沈黙という逆説的な言説が、振り返ればゼロ年代の「格闘技バブル」というものの本質を雄弁に語ってさえしているように映るのだ。その沈黙の中に、結局あの時代に一体何に熱狂していたのか?本当に「競技」として見ていたのか?などの謎が刻印されていると見ている。
 
 このブログは世間的には格闘技が底値となっている時に始められる。「面白かった」「つまらなかった」の言葉ではなく、いま廃墟と化してしまった側の言葉を拾う側として、沈黙の意味の方を拾っていく批評を探って行きたいと思う。日本がカメルーンから1点ビハインドで逃げ切って勝利したシーンを見ながら、この最初のブログの打ちこみを終える。
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Comments

設立おめでとうございます!!
いやはや私なんざのブログとは対極の濃さですなぁ…相変わらず素晴らしい!!

オウシュウ・ベイコク・ベースが最終的にソレデモ・ニッポン・バンザイになる日まで、末永く継続して頂きたいと思います。
早速リンクさせて頂きますが、今後とも宜しくお願いい致します。
紫レガさん、開店の花ともいえるコメントをどうもありがとうございます!

>いやはや私なんざのブログとは対極の濃さですなぁ…相変わらず素晴らしい!!

いやいや、「腕ひしぎ逆ブログ」には日本格闘技史の大事な歴史とも言える昭和新日・UWFインターの記憶の地層(同時に紫レガさんの発達心理とそれらが歩みを同じにしていたという意味でも)を見せてくれている意味でいつも読ませていただいておりますし、では歴史を持たない(PRIDE史すら持ってないんです)自分による語り方というのはどうするか、という自己言及スタイルでやってみようと思って立ち上げてみました。

>オウシュウ・ベイコク・ベースが最終的にソレデモ・ニッポン・バンザイになる日まで、末永く継続して頂きたいと思います。

格闘技ブログと一見してわかりづらいこのタイトルについてはこれからの記事にて証明していきますが、早くも本質を言い当てられており「さすがや!さすが紫レガはんやっ!」の私の心の赤井秀和が吼えております。

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ビデオゲームというフィルターから俯瞰する、現代エンターテインメント総合批評
「GAME・SCOPE・SIZE」もやっております。ゲームの他に映画・アニメ・小説なども取り扱っており、興味があればこちらにも。

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ひっそりとド偏見アニメネタレビュー「14ー21歳のセックスか戦争を知ったガキのモード」「もスタートしましたので、妙に少なくない格闘技ファンとアニメファン兼用の方はこちらもよろしくお願いします。

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