オウシュウ・ベイコク・ベース廃墟


アフター311

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SRC解散かUFCによるストライクフォース買収kamipro漂流相撲の八百長問題の対処は結局?石井はひっそり離婚してたイタリアの佐藤嘉洋ジョン・ジョーンズだけは格闘技に興味の無い人間でも名前を知るだろう可能性3月11前後の格闘技の話の再開



<<岡田有希子-WONDER TRIP LOVER>>


<<イタリア二人のペトロシアンと、佐藤嘉洋>>

 遂に今年の3分の1を過ぎても、一向に再開の目途が立っていない様子のK-1。どうにも立ち技の方面に関しても海外のショウタイムや国内のKRUSHなどのキック興行が主にならざるを得ないようになってきてるのだろうか。

 そんなことを思いながらイタリアで行われた、ペトロシアン兄弟と佐藤嘉洋の出場した大会を見ていたら、だんだん妙な汗をかいてくるのを覚えてきて、「この光景なんかどっかで見たことあるぞ」とか考えて、思い出してみたらこれ去年のK-1MAXのファイナルの光景に似てんだ、近いんだということに気付き、それがまた見ていて気を焦らされた。

 もっというと正直バッタもの臭さが半端ではなく、その臨界点とこに「佐藤VSアルメン・ペトロシアン」があるように思った。試合を見たのが佐藤選手のツイッターでの反省を聞いた後で、どうも海外での判定に泣かされる苦しいものだったのか?と近い時期にUFCでの福田選手の敗北もあり、試合内容を見てみたら本気でビックリして、「こ、この試合、何なのコレ・・・」と思わざるを得ない、格闘技にゴールデンラズベリー賞みたいなものがあったら確実に候補に入る凄まじい試合だった。

 兄弟で格闘家というのはエメリヤーエンコ兄弟やノゲイラ兄弟はじめ珍しくも無いのだが、兄弟の片っぽがここまであからさまに「優れているほうのバッタもの」にしか見えないということも珍しいんじゃないかとメインを務めたジョルジオの泰然とした試合運びと比較して、異常なまでのクリンチ、しかも腰投げさえ行うによる逃げでの判定勝利の説得力の無い試合の光景は、去年のK-1MAX決勝の試合のアジア圏にあるガンダムのような海賊版のようにしか思えず、自分は世にも珍しいブルース・リーとそのほかのブルース・リィとかのようなバッタが共存している映画みたいなものを見てるのだろうと思った。

 そして、こうしたアルメンの戦法に対して全く怒りもせず、素直に投げられすらする佐藤選手の紳士ぶりに拍手だと思った。日本人選手がおんなじことやったら確実に殺しにいくだろうに「海外の判定基準」みたいな、明らかにあの興行そんな次元じゃねえだろってところに結論を置くあたり、佐藤選手が批判される全ての理由に触れた思いになった。「海外のほうが格闘技として楽しんでる」はどこまでマジなんだろうか?

<<SRC・ドンキホーテの怪異>>

 結局のところ、PRIDE崩壊以降の日本MMAで、「総合格闘技というものをきっちり認知されるように」ということで日本格闘技連盟を立ち上げていく、という姿勢や意思は自分は賛成なんだが、結果的にシーンが荒れる発火点のところにいつもSRCがある。
 
 例の2009年の大晦日での青木選手の暴走の背景として、石井VS吉田の扱いや運営の内部の問題などでなし崩し的にDREAMと戦極の共同開催となった構図はじめ、紙プロあたりの暗に落とす書き方などを見るに、ぶっちゃけ客の側だとそのSRC・ドンキ側の業界へに対するプレッシャーや扱い辛さが分からなくて、選手・運営含む業界関係者のドメスティックな騒動の側面が強くて、正直後味が悪いケースが散見される。

 大型の興行から手を引き、修斗やパンクラスなどの競技として確立はされている格闘技団体の方のスポンサードにシフトするとのことだが、この後味悪さの謎を残して撤退していくという印象。業界の関係の相克によって何らかの事件がリング上にて結実してしまうというのは、思うに日本格闘技の遠心力の一因になっていると考えているのだが、SRC関連の諍いに関しては先の青木VS廣田を思い返してもどうにも豊穣な結論や自分なりの真相を探ろうにも内向きに落ちていく。(あっそれがドンキ・WVR・SRCの辛さってことか?)

<<相撲の八百長と、その享受は・・・>>

 「関与した力士」を全て解雇する、という、結局しっぽ切りの形になったとしたら最悪で、(とりあえずは)八百長を取り締まる機関を設定して、真剣勝負の趣を強め相撲の取り組みの光景が変わる、緊張感が違ったものにするというこの事態を越えて注目を集めるものにする可能性が無いとするとさらに辛いものになる。これでも変わり目はないのか、っつうグッタリした感じというか。

 しかし大量解雇が仮に実現してしまった場合、おそらくは幾人かの力士は確実にプロレス界の方に流れるのだろうなあとも思う。日本のプロレスの背景として、相撲と背中合わせにある面があるとか今更なんだが、相撲を追いやられた人間が仕方なく選択する場としてのプロレス、というケースはいくらでもあるが、今になってその原点的な構図を思い返される可能性があるとすると、ある意味ではプロレスが面白くなるということには繋がんのかな、と思った。

<<もはやUFC=MMAなのか?という呆然とした中でのジョン・ジョーンズ>>

 UFCによるストライクフォースの買収のニュースは、ニュース自体の内容以上にどちらかというとこのタイミングでこのニュースを聞いた瞬間の時代の変動のシンクロぶりに自分は震えた。

 しかし、UFCの一極集中で気にかかるのは、選手層が極限まで厚くなることに伴い、これからますます日本人選手が例えば秋山成勲選手のように何らかのフックが無い限りは入り込む隙が無くなってくるな、という予感を強く感じ、ヘビーにてヒョードルやアリスターのような日本でもなじみ深い主力選手が移行する以上に、日本人選手が活躍できるだろう期待のかかるライト級が、WECと統合してさらに選手層ウェイトがかかってしまうことで、リリースされたり階級変更を余儀なくされるケースがこれから多く見られるように思え、そういう意味でもダナ・ホワイトはかなりのところUFCの興行と競技の総合的な強度をボクシングに隣接させる寸前くらいにまでにまで持ってきてることの意味の方が大きい。
 
 そして、もはや数多くのファイターが勝利へのローリスクでの最短距離を目指していくスタイルになっていくのを前に「完全にもうUFCが提供するフォルムこそが最上なのか・・・?」という不安をもたらしかける、という瞬間に、まさにそんなタイミングで1周して新たな可能性を提示してしまうということを為してしまったかに見えるのが
ジョーンズVSショーグンだった。
 
 自分はジョーンズの試合を見ていて、PRIDEの桜庭や五味や創成期DREAMの青木や戦極の北岡を見ていた時のように「こいつこそが次の時代を作っていくんだろう」という、成り上がっていく煌めきに満ちていて、それがUFCではホントに珍しく、まったくMMAに興味無い人間にこの競技を紹介するに当たって最も薦めやすいのがかの選手の試合だと強く感じた。

 プロレスを知らなくてもアントニオ猪木は誰でも知っているし、ボクシングを知らなくてもモハメド・アリやマイク・タイソンを知っている。しかし彼らが突出している部分は、詳しく見ているファンほど周りの状況や選手と比較してよくわかっているわけで、今後ジョーンズがその領域になるのかは全く分からないし、早くに没落してこの見立てもチャラになるのかもわからない。だがショーグンからの勝利が決まった瞬間のジョーンズの冷静な表情を見ていて、ここまでの思いになったのは確かだ。
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テーマ : 格闘技    ジャンル : スポーツ

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